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【地面師たち】ネタバレ全話解説!最終回・ラスト結末までのあらすじは?

配信直後から話題沸騰中のNetflixドラマ「地面師たち」。
不動産詐欺集団である地面師にフォーカスを当て、どのような手法で詐欺が行われるか緊張感あふれる展開が描かれています。

今回は「地面師たち」のあらすじを最終回まで解説していきます。
ドラマをすでに見た人もこれから見る人も、ご自分の補足のために役立てていただければ幸いです。

「地面師たち」各話あらすじ解説

ドラマ「地面師たち」は全7話、Netflixで絶賛配信中です!

第1話:詐欺師の誕生

ハリソン山中(豊川悦司)に誘われ、地面師の世界へ足を踏み入れた辻本拓海(綾野剛)。
情報屋・竹下(北村一輝)が仕入れた恵比寿の土地を9億で売却する詐欺を、非上場企業であるマイクホームズに行うことに決めます。

地面師が不動産詐欺を働く流れは以下の通り。

  1. 物件選定|情報屋の仕事

  2. 偽情報を土地ブローカーに流す

  3. ターゲットの不動産会社に接触|法律屋

  4. なりすましのキャスティング|手配師

  5. ターゲットの物件下見

  6. 偽造書類等の作成|ニンベン師

  7. 最終決済

当初9億円を予定していましたが、法律担当・後藤(ピエール瀧)の叩きつけにより10億円の売買契約に決定します。
手配師・麗子(小池栄子)が用意していたなりすましと共に準備を進め、ついに売買は成立し、10億円を騙しとることに成功。

祝賀会をしている最中、ハリソンは次なるターゲットとして「死人がゴロゴロ出るもっと大きなヤマにしたい」と言い放ちます。
そして評価額100億になると言われている、港区一等地にある寺・光庵寺に隣接している駐車場と建物を狙うことに決めます。

第2話:詐欺の準備

法務局からの通知で詐欺にあったことを知ったマイクホームズは警察へと駆け込みます。
しかしすでに騙し取られた10億円は海外でマネーロンダリングされている可能性が高く、その場合は回収はお手上げであることを警視庁・捜査二課の辰(リリー・フランキー)は言い放ちます。
そして辰は後輩・倉持(池田エライザ)と共に辻本がかつて住んでいたと思われるアパートへ向かい、辻本宛に送られた刑務所からの手紙を見つけます。

シーンは変わり、大手不動産会社・石洋ハウスは確保していた土地の売買が失敗したことで大型プロジェクトがとん挫寸前に。
開発部長・青柳(山本耕史)は代替の土地を見つけるため躍起になり、ついに光庵寺に隣接している駐車場を見つけ購入へと動き出します。
一方マイクホームズの詐欺がほとぼり冷めるまで東京を離れていたハリソンメンバーは、再度集結し詐欺の準備を開始。

土地の所有者で光庵寺の住職・川井菜摘、そしてついに川井住職がホストたちと集団プレイをしていることを知り、弱みを握るのでした。

第3話:辻本の過去

倉持は辻本に宛てられた刑務所からの手紙を元に、手紙出したのは辻本の実の父親であること、辻本の過去を知ります。
辻本の父親は不動産会社を経営しており、営業として働いていた辻本の紹介で地面師詐欺に引っ掛かり経営が傾いてしまいます。
そして8年前、自宅へ帰ると父親が焼身自殺を図っり、母親・妻・子が火事に巻き込まれ死亡
倉持は辻本は自分の家族を壊した地面師に復讐するために、自身が地面師になったのでは?と予想します。

一方で川井住職の集団プレイを知った辻本は、その中にNo.1ホスト・楓(吉村界人)がいることに気づき接触を試みます。
辻本は楓がいるホストに潜入し近づくことで、楓が未成年を売春している現場をオロチと押さえることに成功し、売買契約時、川井住職を寺から連れ出すのに協力しろと脅迫します。

ハリソンは地上げ屋・林(マキタスポーツ)から石洋ハウスが大きな土地を探していることを知り、ターゲットを石洋ハウスにすることに決めます。
そしてハリソンはすべての事情を知っている林を始末屋に殺害させ、その様子をリアルタイムで見ながらウイスキーを飲むのでした。

第4話:ハリソンの本当の怖さ

川井住職のなりすましを見つけるため熱海の旅館で働く麗子は、病気の息子がいて治療費が必要な女性・谷口(小林麻子)に声を掛けます。
治療費が必要な谷口はなりすまし役になることを了承。

一方でハリソンたちが次のターゲットとして石洋ハウスを狙っていることを知った辰は、仲介業者・アビルホールディングスが見える喫茶店で張り込みを開始。
その後、辻本・後藤の姿を捕えますが、店を出てすぐにハリソンの手下により拉致られてしまいます。

アビルホールディングスで石洋ハウスと商談している辻本・後藤は112億と土地価格を提示し、「2週間以内に決裁を済ませるように」と青柳へ条件を出し交渉を進めていきます。

その裏ではハリソンと辰がついに対面
辰はハリソンから「自殺に見せかけて今ここで飛び降りるか、家族を全員殺されるか選べ」と言い渡され、ビルから飛び降りることを選択。
そしてハリソンが辰の身体を押すことでビルから落下し、頭が割れて死亡します。

第5話:強引に行われる決裁

辰の死は自殺ではなく地面師による偽装ではないかと疑う倉持ですが、上司・羽場(岩谷健司)から地面師の件は手を引くように命令されてしまいます。

しかし辰の妻から「遺書の文章に違和感がある」と相談された倉持は、辰の知り合いの情報屋・久保田(オクイシュージ)へコンタクトを取り、辻本の父親を騙した地面師がマニラに潜伏していることを突き止めます。

先日の商談から早急に社内決裁を進める青柳は、同僚・須永(松尾諭)から「地面師詐欺では?」と忠告を受けますが強引に決裁を進めていきます。

第6話:予想外の裏切り

石洋ハウスとの顔合わせ・最終契約の前日、谷口が川井住職のなりすまし役ができなくなり、代わりに麗子がなりすまし役をすることに

そして運命の日、川井住職は楓と一緒に沖縄へ向かいます。
しかし楓は那覇空港で待ち構えていた竹下にナイフで刺され死亡し、竹下から「すぐに東京へ帰れ」と脅された川井住職は急いで寺へ戻ります。

そんなことになっているとは露知らず、辻本・後藤・麗子は石洋ハウスとの商談の打ち合わを進めていますが、ハリソンからの電話で危機的状況であることを辻本は知ります
電話を切ったハリソンは裏切った竹下の頭を何度も踏みつけ殺害しました

第7話(最終回):多くの死人を出した詐欺

川井住職が帰宅するというハプニングがありつつも、石洋ハウスとのお寺の見学を見事に終えた辻本・後藤・麗子。
そして見事石洋ハウスにて112億の売買契約が結ばれ、辻本たちの詐欺は完了しました。

数日後川井住職の元へ土地を測量する人が来訪し、事態を把握した川井住職はすぐに警察へ通報します。
法務局から土地の譲渡却下の通達が来たこと、警察に通報が入ったことを知った青柳は土地へ向かうも本物の川井住職を確認。
「あんた、偽物だよな?」とと言いかけるも、すべて悟った青柳は道路に飛び出しトラックに轢かれて死亡
また、後藤・麗子もハリソンの始末屋により殺害

唯一殺害されなかった辻本は、倉持から父親を騙した地面師はハリソンの仲間であると聞き衝撃を受けます。
絶望の中ハリソンへ会いに行った辻本は銃を向けますが、オロチが現れ辻本はその場で刺されてしまいます。
その後格闘の末ハリソンは手りゅう弾を投げその場から逃亡し、辻本のみ逮捕され物語は幕を閉じました

「地面師たち」最終回ラスト・結末の解説

ハリソンにより手りゅう弾を投げられた辻本は、駆け付けた倉持と共に爆風の中その場に倒れてしまいます。
その後辻本は病院へ訪れた倉持に「私で何かできることがあれば協力する」と伝えていることからすべて白状したことが分かります。
しかし騙し取られた112億のうち10億しか回収できていないことから、事件の本当の解決には繋がっていません

特に辻本はハリソンへ真相を問いだした時に「俺は地面師じゃない!」と言っていたことから、倉持が想像していた通り家族を壊した地面師に復讐するために地面師の世界に潜り込んでいた可能性がありますね。

一部ではハリソンと辻本が写っていた写真で、辻本の顔が異様にブレていることから「二重人格だったのでは?」とも言われていますが可能性は低く、純粋にブレていただけだと思われます。

辻本の感情があらわになるのは特に家族に関することであり、一度倉持を車で轢きかけた時は素直に心配する表情をしていたことから根っからの詐欺師ではなかったと考えられます。

また、警察に捕まった辻本とは反面逃亡しているハリソン
最後の映像にはハリソンが狩りをしている映像があることから、警察には捕まらず追っても来ずに過ごしていることが分かります。
ハリソンには多くの余罪があり一番の悪が捕まっていないため、後味が悪い終わり方と感じる人も多くいるようです。

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