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第63回 ダイハード (1988年 アメリカ) ブルース・ウィリスの出世作であり、最高傑作!

私はこの作品をたまたま当選した試写会で観た。主役は当時テレビドラマに出てたサエない俳優ブルース・ウィリスという髪の薄いオッサン。唯一このほぼ無名のオッサンのすごいところはデミ・ムーアと結婚したこと。あのデミ・ムーアだ。

この作品を観るまでデミ・ムーアの旦那ということだけで抜擢された主役で当然作品も同じく駄作だろうと思ってた。

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しかし、結果は誰もが知るスーパー大傑作。

興奮して家路を辿り、翌日学校で大絶賛したものだ。誰も信じてくれなかった。後に公開され大ヒットすると私は鼻高々になったことを思い出す。

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この作品の面白さの要因はいくつかある。

1、スタローンやシュワルツェネッガーのようないかにも悪党を叩きのめすような屈曲な俳優が演じてない、普通のオッサンが主役。

2、ナカトミビル内という限られたスペースでの短い時間の攻防。

3、大変計算された計画をもとに行われたテロであり、リーダーの知的で冷徹なキャラクターが絶対悪として立ちはだかる。 

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4、孤軍奮闘するブルース・ウィリス演じるマクレーン刑事の唯一の仲間が建物の外にいて、彼が程よく観客の緊張感を解してくれる。

5、マクレーン刑事は人質の中の奥さんを救うことで必死。ダーティーハリーのような家庭を持たぬはみ出し刑事ではなく、子供もいる家庭人。

6、カッコ悪いが、裸足。動きに制限がらある。

とハンディがありすぎる。 

しかし、彼は観客の無言の応援のもと全ての決着をつけるのである。

何度観ても、何回観ても先がわかっているし、次の行動もわかるのに面白い!

何度も楽しめる作品であるなら、それは最高の作品といえるだろう

★★★★★ 5.0点

そして次回、第64回は

この作品同様限られたスペースでのドタバタ劇「ラヂオの時間」をピックアップ!

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