【映画】ポリス・ストーリー　香港国際警察(1985)

インディワイヤー選出80年代TOP100の89位は
ジャッキー・チェンが監督、脚本、主演を務めたポリスアクションです。

ジャッキーが演じるのは麻薬組織の壊滅目指し戦う香港国際警察のチェン刑事。
ジャッキー本人がお気に入りの一本に選ぶだけあって、生身のアクションの凄まじいこと凄まじいこと。

冒頭、張り込み先のバラックで、車で小山を駆け降りる暴走カーアクションで度肝を抜いたと思えば、逃げるボスを追うため、走って山を駆け上り走行中のバスにジャンプ！
傘の柄をひっかけてバスにぶら下がるとこなんかは、サイレント映画を彷彿とさせコミカルさも演出。思えば昔の無声映画スターたちはジャッキー並みの身体能力だったのかと改めて思ったり。

クライマックスのデパートでのドタバタは、いやドタバタで済まされない凄まじさ。
エスカレーターから落とす、放り投げる、これ女性陣も何度も投げられてますからね。
散々割れて顔にも降り注いでいた、あれは怪我しない特殊ガラスですか？

エンディングに担架で運ばれる人たくさん出てきたけど、怪我するの当たり前。
終始ハラハラの壮絶アクションもこれだけリズムがいいと笑えてしまうわけで、兎にも角にも見応えあり。
身体を酷使しても娯楽作品として魅せきることに手を抜かない　ジャッキーのストイックさ炸裂の一本でした。