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日替わりで書き下ろしエッセーが読める!特別連載「Day to Day」〜緊急事態宣言Day23

 5月に突入、連日家にいるのがもったいないぐらいのいい天気で、昨日は探したい本があったので近くのジュンク堂に足を運んだが、びっくりするような長蛇の列に、結局は食料品の買い出しのみで終わってしまった。やはり、皆考えることは同じなんだなぁ。本屋で本を探すのも、並ぶことを考えるとままならなくなってしまった。だが、やはり映画館や演劇場、美術館などのように閉められ、触れることが今や難しいエンターテイメントの分野で、本屋が生活に必要不可欠として自粛要請されずに唯一残っているのは、ありがたいことでもある。

 いつになく「読む」時間が増えている今、出版界でもオンラインで特別無料閲覧できる書物が増えている中、新しい企画が立ち上がっている。講談社が運営する本のポータルサイト「Tree」で、人気作家が日替わりで新型コロナウィルスの影響下にある今を後世に遺すという意味や、読むことでみなさんの心を明るくしたいという思いから立ち上げた特別連載「Day to Day」が今日からスタートした。初日の今日のタイトルはズバリ、〈4月1日〉。 辻村深月さんによる1600字ほどのエッセーは、緊急事態宣言が出る直前のリアルを子どもの視線で綴っている。既に50人もの作家が名乗りをあげているそうで、緊急事態宣言が終わるのが早いか、連載が終わるのが早いか、ともあれ、日々の楽しみが増えるのは、うれしいことだ。ちなみに中文、英文バージョンも公開されているので、外国人のお知り合いにもぜひ勧めてみてほしい。

特別連載「Day to Day」

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