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映画館で観たい!ジャパンアニメーション3選

いまや映画はいつでもどこでも鑑賞できる時代。でも映画ファンたるもの映画のための空間にどっぷり浸かって楽しみたい!という欲求も芽生えてきたりします。

そこで今回は、筆者が映画館で観たいジャパンアニメーションをピックアップ。ミュージカル・アニメや海外からの逆輸入作品など、スクリーンで“体験”するのにぴったりな作品です。

時は室町、乱世を生きる2人のエンターテインメントと友情

犬王』(5/28公開)

STORY
京の都の猿楽の一座に生まれた異形の子・犬王は、ある日平家の呪いで盲目になった琵琶法師・友魚と出会う。お互いの才能に共鳴した2人は最強のバディとなり、壮絶な運命を背負いながら不思議な絆で結ばれていく。

『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』の湯浅政明監督、『MIU404』『罪の声』の野木亜紀子脚本、声の出演は森山未來、アヴちゃん(女王蜂)など、旬のクリエイター達が終結しており、期待値かなり高めです。最古の舞台芸術といわれる能楽を描いたミュージカル・アニメとなれば、映画館で映像・音楽・空間をまるごと楽しむしかありません。

スクリーンを埋め尽くす圧倒的没入感!

バブル』(公開中)

STORY
世界に降り注いだ謎の泡の影響で重力のバランスが崩壊した東京。そこは若者がパルクールバトルに興じる場となっていた。ある日無茶なプレイで海へと転落したヒビキは不思議な少女ウタに救われ、やがて彼らは自分達だけに特別な音が聞こえることに気付く。

Netflixでの配信もあるため、映画館で観るかタブレットで観るかで評価が大きく分かれる作品ですが、本来のクリエーションを感じるにはやはりスクリーン一択ではないでしょうか。実際、映画館で幻想的とリアル感が混ざりあう細部まで美しい新感覚の映像と、そこから生まれる没入感に惹きこまれました。職人芸ともいえるジャパンアニメの魅力を視覚から満喫できる作品です。 

フランスの熱烈オファーによりアニメ化された登山ミステリー

神々の山嶺』(7/8公開)

STORY
1924年に世界初のエベレスト登頂を目指し、頂上付近で姿を消したジョージ・マロリー。彼の謎を追う孤高のクライマーとカメラマンが、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む。

原作は夢枕獏の日本で実写映画化や漫画化されたベストセラー小説。漫画版を担当した「孤独のグルメ」の谷口ジローが渡仏し製作に参加するなど、これまでにないジャパンテイストのフランス製アニメに仕上がっている様子。

スクリーンで観たいのは、もちろん実写では再現不可能とされた命がけの登攀シーン。人生ではなかなか体験できないエベレストとミステリー、まとめて堪能しましょう。

▼この記事を書いた人
MiChiRu /
80年代の洋画あたりからゆるっと続く映画愛。フライヤー収集も。

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