キネ坊主の映画人生を紐解く⑥

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一昨日、昨日とマイベスト作品を書いてしまい、今後はどうしようかと考えていましたが、印象に残った鑑賞体験をひとまず書いていこうかと…

今回は、高校生時代にあった印象的な出来事を…

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)

[アメリカの片田舎。チェコ移民のセルマは息子ジーンと2人暮らし。つつましい暮らしだが、隣人たちの友情に包まれ、生きがいであるミュージカルを楽しむ幸せな日々。しかし彼女には悲しい秘密があった。セルマは遺伝性の病で視力を失いつつあり、手術を受けない限りジーンも同じ運命を辿ることになるのだ…]

この作品を観たのは、2001年1月20日(土)。神戸国際松竹で観ましたね。

なぜこんなに日付まで書けるか…それは、私が大学センター試験初日の夜に今作を観たからです…!

受験勉強を頑張った自分へのご褒美に観たかった映画を鑑賞するなんて…これぞ愛すべき映画バカではないでしょうか…!(なんだ、この自画自賛!

力強い女性ボーカリストであるビョークが主演のミュージカル映画と聞けば、そりゃあ見逃せないですよね。前年末公開だからさすがに受験勉強の途中を抜け出すことはできず、結果的にセンター試験初日の夜に観るわけですよ。

この予告を観て、改めて辛い悲しい物語だったんだなぁと思い出しましたよ。幸せな時間を演出したようなミュージカルシーンは幻でしかないのか。現実の悲惨さから逃げるのではなく、あくまで現実に立ち向かうために描いたのか。鬼才ラース・フォン・トリアー監督の手腕がこれでもか、と発揮された作品ですよね。

たしか、重い気持ちになりながら、クライマックスを迎え、観終えたころにはズドーンとした気持ちになって宿泊先のホテルに帰った気がします…

ですが、なおも印象に残ってしまう出来事は、この後に起きてしまったのです…!たしか午後7時前後からの上映回を観終え、9時過ぎにホテルに帰ったのですが、その前後共に軽食程度に食べて就寝したのですが…翌朝起きたら9時過ぎでした…!

完全に寝坊しました!ひとまずある程度の荷物はまとめていたので、急いで着替えて荷物を一通り抱えて試験会場に向かったのでした。センター試験2日目、最初の科目は国語。ぜぇはぁしながら問題に取り組んだのはいいのですが、どことなく『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のストーリーが頭に残っていたのが、現代文の内容に独自の解釈を加えて解いていたようで…翌日に友人と問題について話していたら”そんなことはどこにも書いてないやん!”と云われ…結局、国語の点数は過去にとったことがない酷い点数でありました…

というわけで、国公立大学の受験先はかなり絞られてしまい…私立大に行くわけですが…って私が重い気持ちになってどうするんだ!様々な人生経験を積んで、今は公私共に気持ちよく生きているじゃないか!

長く生きていると様々な映画体験をしますよね。明日以降も思い出しては書いていくことします…

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