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2ヶ月間で北海道を一周した話-前日譚-

夏の北海道一周、ロマンがあるじゃない?

北海道一周。
みんな一度はやってみたいと思ったことがあるんじゃないでしょうか。私もその一人です。

ただ、出勤して、毎日会社に行くような生活では退職するまでやれない。

けれど、私はその時会社の制度とか、偶然が重なって実現できる環境があった。
実現できるからといって、喜ばれることではないし、実際上司からは白い目で見られていたのだと思う。
いろんな人に迷惑もかけていたと思う。

だけど、自分の中の楽しそう!という気持ちを抑えられなかった。
一生に何度訪れるかわからないこのチャンス、やれるタイミングがあるならやるしかない!とこの旅を行った後の後先は特に考えてなかった。
ただただ、楽しそう、やってみたい!という自分の気持ちを優先した結果だった。

この気持ちが優先できる状況は私にとってすごく大事な気持ちの変化だったのだけれど、それはまたべつのお話で。

そんなただただワクワクした気持ち、言うなれば遠足の前日のわくわくがずっと続いているような気分のまま、わたしは新潟発小樽行きのフェリーの予約を取った。
もちろん愛車のジムニーちゃんの分の予約も。

予約さえしてしまえば、あとは実行するだけ。
とはいっても事前の準備は色々ある。

一番懸念だったのは、夏の北海道。しかも車中泊がどれだけの暑さになるか全くわからなかったこと。
例年であれば、夜は涼しいはずだけど、昼間は…かなり暑いだろう。
そこで私はハンディ扇風機を持って行くことにした。
これであれば車のエンジンを止めていても使えるし、暑さしのぎにはなるだろう。

あとは電源周りの準備。
ポータブル電源とソーラーパネルを購入した。
私の仕事はPCを使ってする仕事だったので、充電の確保は必須だったのです。

あとは山に登るための道具。
これは普段使っているもの。

洋服も1週間に1度くらいしか選択できないので、7日分積んで行った。
かなりぎゅうぎゅうづめになった。

このくらいの準備を終えて、私は北海道一周に旅立つことにした。

今から振り返っても、あの2ヶ月間は私にとっての一生の宝ものだ。
今振り返るだけで、心が幸せになる。
私は旅をすることで幸せになれたじゃないか。
もし、今後つらくて困ったことがあれば、また旅に出ればいい。
そんなふうに思わせてくれるあの旅ができたことは、私にとって最大の幸福だろう。

ただ、私が感じた「北海道」と一括りにできない各地域の自然の素晴らしさや各地の美味しいもの(主に海鮮)、私が道中で感じていたことがこのままただ消えるだけではもったいないと思った。

なので、旅を思い出しながら、しまってあった宝物の箱を丁寧に開けるように言葉にしていこうとおもう。


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