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舌苔クリーニングと誤嚥性肺炎予防について説明する

HCAだった同僚が、舌苔除去用具の使用を提案して即却下されたので念の為、口腔ケアについての認識を確認してみた。

舌苔が、バクテリアの塊であること、誤嚥してそれが肺に入ったら誤嚥性肺炎を引き起こすこと。だから、きれいにしたいんだということを説明。

すると、そういうことは初めて聞いた。舌の上の白いものはついたり消えたりしていると思う。来月歯科受診するから確認してみるということであった。

いやいや、手前のほうは私達がスワブできれいにしてるからないんですよ・・・奥の方はすぐオエオエしちゃうのでなかなか取れないんですよ(^_^;)ガッツリついてるんです。

今までも、口腔ケアは必ず朝晩実施、特にステロイド吸入してるので必要だって言ってたと思うんだけどな。それに、アップライトで実施してるのも、誤嚥防止を意識してのことだと思ってたんだけど。日中はできるだけ座位にしてるし、臥床の際も頭部挙上している。これは、消化管の流れを良くするためと呼吸機能を向上させるためでもあるのだが、絶飲食なら口の中はきれいだと思っている?

嚥下障害もあるし、胸郭も未発達で変形もしてるから呼吸機能も完璧とは言えない。免疫力も弱いから肺炎のリスクはとても高い。実際、同じ病気や脳性麻痺の知り合いの子どももそれで命を落としている。しかも、肺炎だけでも危険なのに発熱したら発作を誘発するのでもっと恐ろしい。しょっちゅう嘔吐してるのに、今まで汚いたんが出ているのを見たことがないのが奇跡。

日本だったら、誤嚥性肺炎って常識だと思ってたけど海外ではそうでもないのか。頑張れ日本の研究者。英語で論文を書こう!

■ カナダの誤嚥性肺炎の文献
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.patientsafetyinstitute.ca/en/toolsResources/Hospital-Harm-Measure/Documents/Resource-Library/HHIR Aspiration Pneumonia.pdf

■ 誤嚥性肺炎を検索すると日本人の文献がよくヒットする


まあ、そもそも誤嚥性肺炎になるまで長生きしないか、かかったら寿命と諦める国と、抗生剤ガンガンつかって何回でも復活させる日本の文化の違いかもしれないが。

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