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潔癖な人はカナダに住めない疑惑

清潔に関する温度差について、何度も書いてきたけど、やっぱこれってカナダ人(東アジア系は、あまり接触ないから不明)全般的にやばいな。

私は、それほど清潔な方じゃないし家は「汚部屋」ですが、カナダ人よりは清潔だと思う。

今日の衝撃は。
雇用主家に新しいハウスキーパーが来たんだよね。
若くて礼儀正しい男女だ。好感が持てる。
けど、しょっぱなから雑巾バケツに水を入れるとき、キッチンのシンクの上にバケツを置きました。

雑巾がけ用のバケツって、こっちのバケツはモップが入るサイズだから当然シンクには入らないからシンクの上においてた。キッチンのシンクってさ、小さいのが2つ並んでて、洗い終わった食器が片方に入ってるわけよ。

カナダはこういうシンクが一般的で、
洗った食器を片方のシンクに入れて乾燥させるスタイルが多い

おいおいおい、そのバケツ、床において使うんだよね?それを、きれいな食器が入ってるシンクの上に置くのか?キッチンの上に掃除道具を置く時点でアウトだろう?しかも、バケツの中の洗剤が泡立って今にもきれいな食器の上にあふれそうになっているぞ!

でも、同僚元ナースは特に気にしてない。これはカナダで普通か?
一応雇用主のお母さんに「ねえ、あれってOKなの?」
と聞いてみたら、お母さんハウスキーパーに、
「水はキッチンのじゃなくて、バスルームの蛇口使って」と言った。
そういえば、前から思っていたんだけど、カナダの家って豪邸が多いけど汚水流すところあまりないんだよな。以前お掃除に伺ったコンドでも、汚水をキッチンに流していいって言われたことがある。(ただしそこの家庭は、洗い物をキッチンに置く習慣はなかった)

で、次にハウスキーパーはクライアントの部屋の掃除をしてくれた。
クライアントの部屋の掃除はいつもケアギバーがやっているのだが、同僚はハウスキーパーにもやらせる。風呂はさっき洗ったばっかりだから今日はやらなくてもいいんだが・・・これが階級社会か・・・

それはさておき、彼らは今度はゴミを捨てるとき、でかいゴミ箱のフタを薬やシリンジ消毒物品を置いてある台の上においた。ゴミ箱には、オムツなどの汚物が捨ててあるから、蓋は清潔な場所においてほしくない。
流石にここは「ゴミ箱のフタは、ここに置かないでください。ここは、薬とか置く場所だから」といいました。
彼女は「そうですね」と言って、フタを床に置きました。
私は「細かくてごめんね」と言いましたけど、彼らには清潔と不潔の区別がほとんどないんですね。ハウスキーパーはプロフェッショナルだと思っていたけど、やっぱりカナダだった。

結局、同僚たちも便器に清潔なタオルがくっついていても平気だし、便器の蓋の上に直に洗濯物を置くのも平気。手洗いのシンクの中でシリンジや薬の調整に使ったものを洗うのも平気。(しかも漬け置き)
私は、せっせとシンクを塩素消毒します。
日本人のように、トイレ=不浄という概念がないのかもしれん。ベルサイユ宮殿にはトイレがなかったそうだし、近代のロンドンでは糞尿は窓から外に捨てられていたそうです。

もともと土足の国なので、靴のままベッドに上がることも抵抗がないし、電車やバスの座席に足を載せるのもありの国なんですよ。床においたカバンやリュックサックを病院のテーブルとかにも置くしね。日本だと、土足って犯罪行為に近い感覚だったけどねぇ。学校で土足して教師にぶん殴られてた同級生とか普通にいたし。

ここは、病院じゃないから必ずしも清潔不潔を完璧に分けなくてもいいんだけど、やっぱり床に触れたものを食卓や調剤台の上に上げるとかって抵抗あります。床は、ワンちゃんも土足で歩き回ってますからね。

とどめに、ワンちゃんがよだれをつけまくった、犬用のぬいぐるみが私のカバンの上に置かれていた・・・あーもう!それは床でいいの!

新型コロナのお陰で、色々な公共の場所にアルコール消毒が置かれるようになったけど、使い捨てのアルコールクロスなどで拭き取るっていう習慣は定着しなかったみたい。ゴミは、払って下に落とす。水道水は1ヶ月腐らないという謎の信仰があるしな。落下菌という言葉、英語にないのかな?

まあ、いいんですよ。知らないうちに、食卓テーブルの上に雑巾バケツが置かれてたり、きれいな食器の上に雑巾の水がはねててもそれが即大事に至ることはない。床拭いた雑巾で、冷蔵庫も拭いてるかもしれない。絶対、取り替えてない。(まあ、バイキンは、増殖さえしなければ口に入っても食中毒などは起こさないと思うけど)基本気分的な問題。ただ、時々ひどくお腹壊したりするときあるけど、もしかして、なにか気づかないうちにとんでもないものに触っちゃってたのかもなぁ。ウンコ拭いた雑巾でドアノブ拭いてたとか・・・

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