カナダ西部が異常気象となると
仕事を終えて外に出ると、空気が異様に生温かかった。しかも、普段は風なんか吹かないのに、木の揺れがすごい。フェーン現象のようだ。
これは、温室が飛ぶかも・・・
庭木の枝が落ちて、車を直撃したら困る・・・
温室を固定しようにも、方法がない。風速30mとかが来ないことを祈る。
木の枝、こんな突風が吹くとわかっていたら、大家さんに枝を切ってもらっておくんだった・・・
でも、後の祭り。運を天に任せるしかない。
この辺は、木が多いせいか風や雪で枝が落ちて電線に引っかかって、停電することがある。
昨年は街の半分が数時間停電した。
オール電化といえば聞こえがいいが、停電すると何もできなくなる。
スマホの充電と、ヘッドランプの位置を確認する。
ヘッドランプは、アイランド民の必需品。まさか、通勤にヘッドランプを使うことになるとは。。。
ニュースを見ると、どうやら洪水警報が出ていたらしい。
アボッツフォードの方はすでに洪水被害が出ていた。
道理で今日クライアントたちが行った湖が氾濫しかけていたわけだ。
私はあいにく同行できなかったのだが、晴れた日のハイキングの下見を兼ねて、湖周辺の公園に行ってもらった。
送ってもらった動画には、すごい数の鴨などの渡り鳥が餌に群がっているのと同時に、湖面がデッキまで上昇してヒタヒタ迫りくる様子。
「海の水が駐車場にまで入ってきて怖かったー」
と、同僚。
いや、海じゃなくて湖だよ。
海の潮が満ちてくるように、湖の水位が上昇して溢れていたようだ。
つまり、こういうことだ。
雨に加えて、先週の大雪が急激な気温の上昇で雪解けして、一気に増水したのだ。
先々週のマイナスのときは、いくらヒートポンプをつけっぱなしにしても一向に室温が上昇しなかったのに、今日は、帰宅したら20度以上ある。
しかも、外は14度くらいあるらしい。
ニュースによると3月の気温だそうだ。
排水が悪いところは、水浸しになってしまう。
たった一晩の雨でも、排水溝は滝のように水が流れる。
日本の災害は、地震と台風、土砂崩れ。
カナダの災害は、洪水と夏の山火事。
などと考えていたら、湿度が高いのに喉がイガイがしてきているのに気づく。
息子は隔離しているけれど、家庭内感染が阻止できる気がしない。
もう、コロナ発症も時間の問題か。
対処法は身につけたけど、やはり重症化したりひきつづいて喘息になるのは困る。悔しいけど、コロナの準備もしておかなければならないかも。
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