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日本はやっぱりすばらしいな。でもがんばりすぎじゃないの?

まず、歯医者。
帰国直前から歯茎が腫れて、リンパまで痛い状態になっていたのが、日本の歯医者さんで抗生物質処方で1週間で治癒。

実質2週間しか時間がなかったのに、部分入れ歯(カナダで虫歯を抜歯されて2本歯を失った)とナイトガード(歯ぎしり用のマウスピース)を作ってもらった。そんなにやってもらって、トータルの支払いは2万円にもならなかった。

これ、カナダでやったら4000ドルほどかかり、治療にも1ヶ月かかるし、待ち時間も数ヶ月となる。地元の歯科医に日本での治療の方が早いし安いと勧められていた。(カナダでも今後は低所得者向けに、歯科治療が無料になるらしいけど、全額とは思えないので期待はしていない)

まともな美容院にも数年ぶりに行った。
コロナ禍で、1000円カット、カナダでも本当は1000円じゃないけど1000円カットしか行ってなかった。金髪に染めてやった。4年目のスタイリストさんだったけど痛まずに綺麗に染まった。さすが日本の美容師のクオリティは高い。

役所の転入と健康保険の手続きもスムーズ。
母が息子の住民票を抜くのを忘れていたようで、ずっと日本に住んでいることになっていたので役所の人が戸惑っていたけど、問題なし。
厚生労働省の電話が異常に音が小さくて難儀したけど、書類の手続きも終わった。看護師籍の英文証明書を取るのに2ヶ月ほどかかるようだけど、看護学校の方の書類はできた。

子宮がん検診も予約なしで受けられて、カナダではやってもらえない子宮体癌検診やエコーもやってもらった。

最近息子の腕に変なしこりができていた。私にはFamily Doctorもいないし、うちの近くには、walk in clinicもないから受診できずにいた。日本に帰った時に、近所の皮膚科に行くと、先生は一目見てこれは経過観察で良いといい、ついでに虫刺され用にステロイド軟膏をもらった。カナダでは、虫刺され程度では病院に行かないし、ファミリードクターがいても皮膚科受診まで時間がかかる。それに比べると日本はすぐに専門医に診てもらえるから、まるでコンビニのように便利だ。

息子と私のメガネも作った。これも、1週間でできた。
2つで10万円かかったけど、私の目が悪すぎるので仕方がない。
カナダのベネフィットで眼科はカバーされるけど、それは今度老眼鏡を作る時にしよう。

メルカリやヤフオクで自分の古着や古本を売ったが、アプリで簡単にでき、発送もコンビニや郵便局で簡単にできる。50万円以上の売り上げになった。

なんて日本の社会は、organizeされていて早くて丁寧なのか。
すごすぎる。

ただ、やはり病院にしてもメガネ屋さんにしても、ほぼ年中無休で長時間やっている。そういう部分が気になった。
土日やってくれるのはありがたいけれど、メガネのような緊急性の低いものを売るのに年中無休である必要があるのだろうか?
歯医者さんも、土日、夜間診療。先生はいったいいつ休むんだろう?

コンビニも、夜中は営業しなくてもいいんじゃないか?と思ってしまう。
実家は繁華街にあるので、遅くまで営業している店も多い。でも、高齢化が進んでいるから夜中に出歩く人口も減っている。昔のように、2次会3次会まで行くような飲み方はもうしないんじゃないか?

タクシーの運転手さんも高齢だったり、道が不案内の人が多かった。運転手不足なんだろう。皮膚科の先生も80歳を過ぎている。もう、引退したいんだろうけど、引き継ぐ人がいないのだろう。歯医者さんも、あと20年したら歯医者が足りなくなると言っていた。歯科医院の数ははコンビニよりも多いと言われてきたが、現役の歯科医が引退するうえ、歯がある高齢者の人口が増えているので足りなくなるんだそうだ。特に、他の科と違って歯医者はあまり高齢になると働けないという。確かに、目が悪くなると難しそうだ。日本の労働人口が減少しているのを感じる。カナダでそれを見ているので特に感じる。カナダは土日は役所も病院も店も開いてないし、ショッピングセンターやフードコートの店員は高校生ばかりでサービスレベルは低い。それに対して、日本の消費者が求めるレベルが高いので、サービスが過剰に感じる。今後、人口が減少して労働者が減ったら、今までのようなサービスは無理になってくるんじゃないかな。

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