原さんのインタビュー記事を読んで少し気持ちの整理がついた話。

音楽大学に入ると才能溢れる人がたくさんいて,かつSNSの存在によってよりそれが視界に入ってくる。

もちろんそれは覚悟した上で入学したのでそのせいで病むとかはあんまりないけどやっぱりそう言った人たちが話題に上がって褒められてたりすると羨ましいなあって思ってしまう時ももちろんあるんだけど、「いやいや!そもそも人に褒められるために音楽やってるんじゃない!」

と天使と悪魔の争いみたいなのをいつもやってます。

でも音楽は奏でる人とそれを聴く人がいないと成り立たないし、、、

ってことは他人の評価から解放されることはないのでは?

しかも実際褒めてもらったらめっちゃ嬉しいしまんまとモチベーション上がる。

自分自身が他人の評価の重要さを証明してしまっている!?

と思考は無限ループ。

本題に移ります。

表題にある記事は大学教授としての原さんの生徒への向き合い方や,昔私はこんな感じでした〜みたいなことが書いてあって、その中に整い始めたのが45歳くらいってかいてあった。

まぁもちろんあぁできる人特有のあれだみたいなのも多少は思いましたけども,それ以上にあ,これだけ素晴らしいプレイヤーが45歳になってやっと手に入れたことに手を伸ばしていたんだと。

逆に言えば今素晴らしいのはそんなにも時間をかけたからだと。

僕の周りではジャズを初めて1年の奴がガンガンセッションホストやってたりしてビビるけどこれ言い方が良くないよね。

そいつは多分楽器に向き合ってた時間が俺より少し長いんだ。

それに一歩で追いつけるなんて思っちゃいけない。

それに追いつけ追い越せって気持ちで音楽やってても楽しくないよね。

今まで,そしてこれから僕自身がどれだけ楽器と,音楽と向き合えるか。

自分と競争した方がよっぽど気持ちがいい。

嫉妬を嫌いと勘違いして人から離れてしまったらこれほどにもったいないことはない。

今やってることは人生賭けてやることなんだ。自分が他人と比べてどれだけ進んでるか考えても,引きでみたら大した差じゃないって思うだけで必要ない焦りは消えたような気がしましたとさ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?