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身近にある「オーバーステイ」の問題について

外国人は、在留期間が過ぎてしまうと、「オーバーステイ」、すなわち、「不法滞在者」になってしまいます。

外国人の非正規滞在・不法滞在者については、日本が、高齢化・少子化・国際化の波にさらされるようになってきた80年代から、ずっと社会問題となっていました。

90年初頭のバブル崩壊時には、「不法残留者」および「資格外労働者」の単純労働に従事する外国人が30万人はいたといわれています。

その後摘発等の強化により、2000年以降は15万人に減り、現在では4~5万人になったといわれています。

しかし、そこには、中・長期的な不法残留者として、社会の底辺で生活しなければならない外国人とその家族の現状があり、解決の目途もたっていないのです。

たとえば、両親が不法滞在となってしまっていて国籍のない子どもたちや、不当滞在者となってしまった外国人と、様々な事情から内縁関係にある日本人からの相談も受けることもあります。

オーバーステイとなっても、何十年も日本で生活している人たちがいて、それは、本当に、例えでもなく、わたしたちの「隣人」なのです。

そんなとき、自分の無力さを考えつつも、わたしはどうしたらいいのだろうかとつい考えてしまうのでした。

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