日常

いつからか、プライズを行うことが当たり前になっている。友達、恋人、家族などの誕生日や記念日のサプライズ演出が当たり前となり、お互いに欲しいものを送り、相手を喜ばせる。予想していなかったものや、ことが起き、喜ぶ。多くの人が好きな「サプライズ」。もちろんそのうちの1人は、私。

日本から遠く離れた恋人との電話中、もうすぐ私の誕生日だから何が欲しいかという話になった。彼は私が何が欲しいか一生懸命考え、プレゼントを贈ろうとしてくれていた。しかし私は不安だった。もし私が欲しいものじゃなかったらどうしよう、と。

いつからだろう。子供のころ、誕生日プレゼントは何が欲しいか親に聞かれ、買ってもらえるだけで満足していた。サプライズのような大きなものはなかったが、家族が私のことを考えて準備してくれるだけでで嬉しかった。

それが今ではサプライズに期待しすぎて、サプライズするのが当たり前になっているからこそ、お互いにプレッシャーになりすぎてしまっているのではないか。サプライズが当たり前になっているからこそ、自分の欲しいものでないとがっかりしてしまう。準備してくれている人がいることも当たり前ではないし、大切な人がいることへの感謝の気持ちを忘れてはいけないと感じた。なぜ私はそのことを忘れていたのだろう。彼が私と一緒にいたいと思ってくれていること、私のことを考えて準備してくれていることに感謝することを忘れてはいけない、と。

普段の日常の中にも、当たり前となっていることがたくさんある。しかし、忘れてはいけないのは、すべて当たり前はないということ。健康に生活ができていること、1日事故なく過ごせていること、美味しいご飯を食べてたことなど、過ぎていく時間や日常に感謝することを忘れず、日々過ごしていきたい。

今日もお疲れ様でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?