【小説】　傷ついた心

どうしても、どうしても
傷ついた心は落ち着きを取り戻すことはなかった

周りから疎外されている
そう感じた佳世子はなぜ佳世子だけ
どうしてボクだけなんだと泣いていた

ストーカーにされ
売女にまでされていた
佳世子の心は前を向いていくことなどできなかった

シーンとすると
こわくてこわくてたまらなくなり
鼓動が早くなっていくのがわかる
それでも頑張らなければと思い
周りには何もなかったように振舞っていたけれど
そう簡単には
周りは許してくれなかった
　
2年前
手で数えるぐらいしか
友達はいなかったけど
佳世子には友達は大切な宝だった
　
池田とLINEで争うか争わないか
している
2人は不倫ではなくて
佳世子が池田をストーカーしたに変わっていた
　
たまにくる
フェイスブックのイイねが嬉しかった
友達だと思っていたから

彼がどんな人生か
住む場所も仕事もわからないし
と、いうか興味がなかったし
それでも、権力のある人は
佳世子をストーカーに仕立てた

資本主義の世の中に
権力が強い人が事実や真実を歪め
弱い人間を苦しめた結果だと
周りは報道してくれるかな？
　
そんなことは絶対ない
この世は歪められた世界なのだから。
　
父がスマートフォンでみていたのは
知らない芸人が不同意性交為をしたという記事。
それをみた後
機嫌が悪くなる父、、、。　

ごめんね。
バカな子で、、、。
これでも一生懸命、佳世子なりに生きてきたんだよ
　
他人軸からの自分軸を手に入れようとする
佳世子は
少し悲しい顔になり
うつむいていた

なぜだか知らないけれど
2000年の服や音楽が流行り出している今日この頃
　
ジョコに言われた言葉は
TMネットワーク好きだよね？
なんて言われてはっとする日、、、。
　
違うよ。
よく歌っていたから
覚えているんだ