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【アリエ県@フランス】県庁の建物

散歩していると、「彼が県庁のシラノなんだね」と言われることもある、愛犬シラノ。

文字通り、県庁の中に住んでいる。

写真は住まいの中ではなく、県庁のパブリックスペース。
一般の人もイベントなどで入れる場所だ。

フランス国旗とアリエ県の旗が掲げられ、女性県知事を示すPréfeteの文字が見える。
現在知事は不在。前任者は先週アリエ県を後にしパリに向かい、後任者はアルザスから再来週着任する。どちらも女性だ。

青いじゅうたんが敷かれた広いこの階段、居住スペースではないが、外出するときには必ず通る。
タペストリーも飾られ、豪華な気分。

このような建物が人口30万弱の県庁に用いられている。
県知事も一角に住む。
フランス革命直後に県のシステムが作られているので、それ以前に造られた歴史ある建物であることはどの県も同じ。
県庁どころか、県支部がお城のこともある。

人口約6000万人のフランスで、およそ100の県があり、それぞれ3、4か所の支部がある。

県知事や準知事が居住でき県庁、県支部の役割を果たせる大きさの歴史的建物やお城がそんなにあるということ。

もっともアリエ県には500ものお城があるそうなので、その一つと思えばたいしたことはないのかもしれない。

アリエ県庁に関して言えば、歴史建造物をそのまま使っているのは一部で、1970年くらいに建てられただろう建物もある。
また、事務スペースの内装も簡素になっている。

フランス行政のリアルは日本ととっても違うのではないか。
ときどきレポートしていきたい。

「アリエ県庁へようこそ!」

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