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【フランスに方違え】㉕ロシア人直伝のボルシチ&ピロシキ
方違えにフランスに来て共同生活中の友人とは、演劇を通じて出会った。
ロシア人演出家のもとで演技を学び、チェーホフを演じた仲間だ。
その演出家が教えてくれたボルシチとピロシキを友人が作ってくれた。
まずヨーグルト小3個と卵。重曹小さじ1、砂糖大さじ1、塩少々。
ヨーグルトは常温に戻しておく。
混ぜているとふつふつと細かく発酵してくる。
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そこに強力粉を足していく。
かなり柔らかめ。耳たぶより柔らかいくらいまで。
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ある程度まとまったところで、テーブルの上に出す。
パン作りに凝っていた時期があり、いろいろ揃っていてよかった。
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まとめた段階で、パンよりずっと柔らかくてふかふかな状態だ。
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2つに分けて、それぞれを長細く伸ばし10等分にする。
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しまった。10等分にして、それぞれを厚めに丸く伸ばした写真を撮るのを忘れた。
その生地に先に作ってあった具を乗せる。餃子の要領だ。
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具は、キャベツとキャベツの炒め物、卵とネギの2種類。肉はなし。
演出家が子供の頃、毎朝お母さんが作ってくれた味なのだそう。
夜に具を仕込んで朝焼いたらしい。
生地は寝かす必要なし。
丸い生地の真ん中に具を乗せ、包んだのが下の写真、つなぎ目を下にして並べていく。
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180℃のオーブンで25~30分くらい焼く。
焼けたら皿に乗せてふきんをかけておく。
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揚げるのだとばかり思っていたけれど、オーブンで焼いていいらしい。
友人は演出家がピロシキ作成中の動画を撮ってきてくれた。
恩師の映像を見ながら友と料理を一緒に作る幸せ。
ボルシチは友人が作ってくれた。
ビーツと鶏肉、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、トマトソース。
酸味が足りなくて、煮込んだ後にレモンを加えたら絶妙な美味しい味になった。野菜のうまみが引き立ってる!
最後に生クリームとディルを添える。
友人は毎晩のように料理してくれる。
「材料なに使ってもいいなんて幸せ!」と言って。
演出家は、キャンプのときはピザを作ってくれたっけ。
教えは演技ばかりではなくて、直伝の味は劇団員に伝わった。
フランスでも美味しくいただいています。
仲間がいる生活、楽しかったな。
団体行動が苦手でアフリカに一人で旅立ったけれど、仲間がいてこその生活もあった。
劇団に残ってフランスに来る直前まで続けていた友人と共同生活することで、いろいろ思い出している。
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