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【アリエ県@フランス】閑静な村の住宅で爆発。

アリエ県のヴィシー近くの村シャペルの住宅で、凄惨な爆発事件が起こった。

爆発は意図的なもので、識別票をつけられて自宅服役中の男が逮捕に訪れたジャンダルム(軍が任務にあたる地方警察)を道連れに自殺を図ったのだ。

男は数日前から保護観察施設の担当者に殺害予告電話などをしていたという。判事の指示を受けたジョンダルム(軍が任務にあたる地方警察)が逮捕に向かったところ、家に入ったところでガソリンの匂いがして爆発したという。

男は跡形もなく即死。巻き添えになったジョンダルム6人のうち3人は重傷、うち1人は極めて重症、3人は軽傷とのこと。

重症のジョンダルムは奥さんも同業で、妊娠4か月という。
助かって欲しい。生きて欲しい。

なぜ男を刑務所から出したのか、とか、なぜもっと重装備で向かわなかったのか、とか、素人にはいろいろ言えるけれど、それは後から言えること。
予想もつかないことがあるのだろう。
犠牲の多い痛ましい結果になってしまった。

県庁ではこの男の処遇に関して、精神病院で身体拘束という判断していたという。県庁は国の行政出先機関。一般市民の安全を守ることが第一だから。

裁判所判事は識別票をつけて刑務所から出すことを選択した。犯罪者の更生や人権問題と関わるのかもしれない。

けれどやっぱり一般市民としては、どうしてこんなリスクを選択してしまったのか疑問に思う。男が街なかで事件を起こす可能性だってあっただろうに。

ジョンダルムの人たち、みんな助かって欲しい。本人たちの人生のためにも。家族のためにも。今は祈るしかない。




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