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中学生、高校生が戦争を止める未来

世界中の中学生、高校生が国を超えて知り合い、親しくなったら、戦争を止めることが出来るのではないかと考えている。
そういう未来が現れる気がする。

もちろん今すぐ大人がそういうことをできたらいいのだけれど、わたし自身あまりにも無力で、国を超えての横のつながりが、戦争を止められる未来を思い描いている。

国の首脳同士は知り合いだ。親しく顔を合わせ、直接話す仲だ。
だから、世界は首脳レベルの人の思うように変化してしまう。

昭和天皇が亡くなった時の各国からの弔問によって気が付いた。
各国の首脳は、国民一人ひとりの顔は知らないが、首脳同士はよく知っているのだ。国が違えど、むしろお互いが仲間なのだ。

であれば、わたしたちも自分と同じ境遇の世界の人と繋がって情報を交換し、未来を考えてはどうだろうか。そして、未来への発言権を手に入れられたら、未来は変わりはしないだろうか。

ロシアとウクライナの普通の人を思う。高い給料と引き換えに国を守ることを任せている大統領が、策が行き詰まり戦争を始める。
戦って死ぬのは雇われた兵士や、戦争に賛成していない一般市民だ。
大統領たちはお互い張り切って策を練り、税金を使い、他の国から借金もする。彼らが個人で支払えるわけではないのに。一部でも給料からその借金を返すわけではないのに。

わたしたちは首脳や政府、外交官、国家公務員にプレゼントとして高い給料を認めているわけではない。
自分たちの暮らしが安全に守られることを目的として、彼らがそれを果たすだろうからと、高い給料を許可している。

それなのに、トップが勝手に戦争をし、徴兵することが許される。

戦争は、支配者にとってうまみがあり、一般市民にとってはあまりにも高くつく。
支配者はたとえ命を失っても、その名を後世に残すなど名誉を守ることができる。
下手をすると国民からの人気があがったり、支配力を強められたり、武器商人たちからの経済的な後ろ盾ができたりする。

実際に戦いに赴くのは、名を遺すことのない者たちで、守ってくれるはずの政府が国民を守り切れず生活が脅かされる。
戦争するなら、まずこの戦争にいくらかかるのか当事者である両国の国民にその金額的負担を示し、戦争で亡くなる国民の数も算出し、自分たちの給料はすべて返却して、それからまずは自分で戦地に赴いて欲しい。
そして、予想以上の費用と死者が出た場合は、刑事責任・民事責任を取るくらいの覚悟ではじめて欲しい。

ロシアもウクライナも、中高生がお互いにネットなどで繋がり合い、「この戦争の経済的つけは自分たちにまわってくる。それは嫌だ」と言っていい。
ぼくたち未来の大人は、戦争をしなくていい解決方法を見つけられますよ、と。

作家たちも、芸術家も、スポーツ選手も、実業家も、スターたちも、発言力があったろ横のつながりはあったりしても、まだ国家権力に対して戦争を止めるだけの力はない。

もしかしたら若者たちなら、と未来に期待してしまう。

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