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VACILANDO

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2022年4月に始まった海外在住noteクリエイターの共同マガジンです。 海外の生活や仕事に興味がある方、今世界のあちこちで何が起こっているか気になる方、海外に出て見たい方にお…
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#海外生活

ヨルダンからの忘れられない言葉

そういえば、めっきり見てないな。と思ったのが昨日であった。 で、今日久しぶりに目撃した。 これも第6感かしら。 自転車で右折した前方に男性のジーンズのお尻が見えた。 一瞬「倒れているのか!?」と思うが、寝そべっているわけではない。 手で体を支えている。 横を通り過ぎる瞬間、男性は頭を上げ、手を払った。 地面にはティッシュが三角形を描くように三つ置いてあった。 頭が当たる部分と、手が当たる部分だ。 男性の濃い顔にはヒゲが生えていた。 彼が何をしていたか、お分かりだろうか。

ドイツの保育園で働く日本人の月曜日のぼやき

嘘だろって思う。 1週間の休暇明けの月曜日だ。昨日は息子の誕生日会があって、片付けに追われ、ヨガをしていない体は朝からバキバキと音を立てている。今日は今週から新しく来る子供の親と初面談がある。 本来なら、私の敏腕の同僚が担当するはずだった。しかしドイツ人あるあるで、 休暇から帰ってこなかった。つまり休暇の後、病欠で1週間休んだ。 それで今週出てくるかと思ったら、もう1週間休むんだとか。 嘘だろって思う。 敏腕の同僚の前に休暇に行っていて、やはり戻ってこなかった同僚は、

唾を吐いて、1セントを幸運の使者に

「1セントを拾ったら、3回ププッとつばを吐きかけるのよ」 アジアのスーパーマーケットに入った所で、1セントを拾い上げてアンナは言った。 え、そうなの?と私が口を挟もうとした瞬間、彼女はなんと、もう一枚1セントを見つけた。 驚いた。この人やっぱりなんか持ってるな。 「私はもう持ってるから、これはあなたのよ」 そう言って彼女は私に、拾った1セントを手渡した。 「ささ!3回ププッと唾を吹きかけて!そうすれば、これが幸運の使者になるのよ。」 私は言われるがままにプップップ

ハワイ島よ、優しいにも程がある🥹ワイメアおすすめのレストランでの話

子どもが「え〜ん、おかあさ〜ん、またお兄ちゃんが意地悪した〜!」と訴えることがあるが、私は今、そんな子どものようにnoterの皆さんに「え〜ん、ハワイ島でまた親切にされちゃった〜!」と聞いてもらいたい気持ちだ。言うまでもないがこの「え〜ん」は感動の涙である。 「また」と言うのはここのところハワイ島で人の優しさや温かさに触れて感動することが続いているからだ。 先週の土曜日、日本でも人気のウクレレ奏者、Jake Shimabukuroのコンサートに行ってきた。コンサート会場は

ハワイ島の圧倒的な不便と圧倒的な温かさ(2)タクシー会社編

前の記事でイタリア旅行の記事を書くと言ったが、一つハワイ島脱出前についての書きかけの記事があるのでそちらを先に読んでいただきたい。 ハワイ島からロサンゼルスに向かう便がキャンセルになった話を書いた。 そこで体験したのはハワイのシステム機能不全と、人間関係の健全さのコントラストだった。そして一日遅れでまたコナ空港に向かう時にもまた同じような体験をすることとなった。 前日、6時間空港で粘った甲斐があり、コナーシアトルーニューヨークーローマと3便乗り継がないといけないものの、

ドイツの保育園の遠足を、保育士がぼやく

今日は秋晴れ。保育園の遠足の日だった。 朝の通勤時、私の自転車が「ガシャリ」と音を立てた。ペダルのカバーが真っ二つに割れた。ネジでぶら下がっている状態だ。 ひび割れたまま放っておいた自分を悔いている時間はない。今日は遠足なのだ。私のせいで出発できません、何てなったら最悪だ。 とりあえず割れた後ろの部分をチェーンに触れないように立て、割れた前の部分がカチカチとチェーンに当たったままではあるが、そのままで走ることができたので、騙し騙しギリギリ遅刻しない速度で走った。 もう数

アイルランド就職活動のヒント4つ

こんにちは、アイルランド在住のつぐみです。 Non-EUである日本人にとって、ヨーロッパでの就職活動はビザ取得も絡むため大変。日本とは異なる以下の特徴を抑え、就職活動を頑張りましょう。 ① 英文履歴書CVを作り込もう外資企業への就職活動には英文履歴書(CV・レジュメ)が必要です。日本の履歴書と職務経歴書を合わせたようなものですね。イギリス・アイルランドではCVと呼ぶので、以下CVで統一します。 私は自分の就職活動のため、自分のCVももちろん作成していますが、採用担当と

ハワイ島の圧倒的な不便と圧倒的な温かさ(1)空港編

今、ハワイ島のコナ空港からこの記事を書いている。これからイタリアに向かう。先に出発した夫と合流して村から村をハイキングするツアーに参加するためである。そのことはおいおい書いていくが、昨日から今日にかけて得難い体験をしたのでシェアしたい。 実は昨晩、出発する予定であった。ところがギリギリになってロサンジェルスまで行くフライトがキャンセルになったというメールが来た。もう予約したタクシーも来てしまったので、他のルートでロスまで行けないか交渉しようと空港に向かった。 私は翌朝早朝

子供としますか?「お金の話」

皆さんは、「お金」について、子供と話しますか? 昭和育ちの私は、小さい頃から「お金の話をするなんて、はしたない」という常識で育てられてきました。でも、8歳になる娘はお金の話が大好き。そして、我が家ではお金について話題にするのは「まったく問題なし」。私が小さかった頃とずいぶん違います。 これは、アメリカの文化なのか、はたまた、世代の違いなのか。 最近の私は、子供が小さい時からお金の話をしておくことって悪くないな、いや、むしろ必要なこと、という考えに変わっています。どうして

海外でサードプレイスを見つける重要性とその方法:現地でのつながりを広げよう!

海外に住んでいると、学生時代の友人や親戚のような自然なつながりが少なく、生活範囲が限られがちです。仕事場だけが交流の場になったり、仕事をしていない場合は孤立してしまうことも多いでしょう。そんな中で、サードプレイス(第三の居場所)を見つけることが、海外生活を充実させる鍵となります。サードプレイスとは、家や職場以外で自分がリラックスして過ごせる場所やコミュニティを指し、特に外国人だからこそ積極的に広げることが重要です。私の経験をもとに、どうやってサードプレイスを見つけ、つながりを

アメリカでいつも行きたいお店『トレジョ』

先日、アメリカで、できるだけ行きたくない場所での体験について書きました。 そんな場所もあるけれど、アメリカには毎日でも行きたい場所もあるんです。 それは『トレーダー・ジョーズ(通称トレジョ)』と呼ばれるスーパー。 日本にはありませんが、おしゃれでかわいいエコバッグが日本人にも大人気ですね。Youtubeで検索すると、トレジョのおススメ品を紹介する日本人Youtuberの動画もたくさん。 インフレが激しく、食材もかなり高くなったアメリカの他スーパーに比べて、トレジョの商

アメリカで大人気!外れなしのおもてなし料理3選

アメリカでは友達、親戚、ご近所さんを割と気軽に家に呼ぶ。私はスモールトークは苦手だし、料理に今ひとつ自信がないので、昔はこれが大変負担だった。自分の友達ならいいのだが、夫側の知り合いや親戚だと肩に力が入って予定まで気が重く、当日は準備でテンパっていた。 まあ、それでも年の功か、慣れてきたのか、今ではそれほど緊張せずそれなりに楽しめるようになってきた。でも初めてのしかも年配の白人男性がゲストがゲストだとかなり気を使う。私が作り慣れているものを出すと「日本食は好き」と言いながら

アメリカ人がフレンドリーじゃなく感じた時

1か月ほど前に、アフリカ生活を終えてアメリカに引っ越してきました。2年ぶりの先進国での生活で感じたカルチャーショックはこちらに書いています。 だんだん慣れてしまうであろうアメリカで生活でのちょっとした驚きを忘れたくない。そう思い、今回は、まだまだカルチャーショックが続く私の最近の気づきをしたためてみました。 ①あいさつしてくれない アメリカで初めて生活をしたのは、大学留学をした20年以上前のこと。 その当時は、私のイメージする「アメリカ人はとってもフレンドリー!」そのも

アメリカの嫌な場所で「神」の声を聞いた話

アメリカには、「できるだけ行きたくない」と言われる悪名高い場所がある。 DMVと呼ばれる日本の運転免許センターにあたるその場所は、働いている人の多くが「早くここから退出させて」と言わんばかりの暗い顔で働いていて、カスタマー対応も悪く、効率も悪いのか長く待たされる、そんな場所。(※多くの実体験に基づく) ここの窓口スタッフの対応の遅さは、ディズニー映画『ズートピア』でナマケモノとして風刺されるほど有名。 とにかく、「できるだけ避けたい」場所なのだ。 先日、私はここで『神