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【2022年秋ドラマ短信6】BLのようでBLじゃない?

2022年秋ドラマ、こちらのリスト作成時に知らなかった作品もあり、それらも見たりしています。

それらのうち、BLではないんだけれどBLテイストの作品ふたつについて。

『合コンに行ったら女がいなかった話』

って呟いた後、調べたら、本物のタカラヅカの方々だと知りました。笑

BL好きの女性って、一度はイケメンになってみたいと思ってると思うんですよ。私がそうだから言うんですけどね。
タカラヅカファンの女性はどうなのかな。あんな素敵な王子様が現れてほしい、なのか、あんな素敵な王子様になりたい、なのか。どちらかと言えば、前者な気がします。

なのでヅカファンとしては相手が冴えない男子学生なんかじゃなくて女の子の方がいいのかもしれません。でもそこをあえて男子学生にしたところがいいんですよね。

原作の漫画の中では、男装の女性三人の見た目は完全に男。つまり見た目はBLなんです。

実写ではどうしても女性らしさが出てしまいますけど、逆に倒錯性が増しておもしろいとも言えます。蘇芳(スオウ)役で主演の七海ひろきさん、普通にかっこいいし。

学生の常盤(トキワ)役の井上想良さんは、今期のBLドラマ『永遠の昨日』にも出演していて、本作とは全く違う雰囲気です。これまで知らなかったのですが、「どんな役でもやれる人」の予感。

『目の毒すぎる職場のふたり』

「推し」がいかに日々の暮らしを彩るかを描いた作品(?)
乙(臼田あさ美)は職場にふたりの「推し」がいる。単体でも萌えるけど、ふたりの何気ない絡みにさらに萌えて妄想…、という、その妄想部分がBLテイストです。

後輩しずく(芋生 悠)は乙の様子からそれを察して指摘、ふたりは意気投合する。一緒に「尊いふたり」を見守って行くことに。まさに腐女子な二人。腐女子の方を主人公にしたところがおもしろいです。視聴者はBLをメタ的に楽しむというか。

原作も、試し読み部分だけでもおもしろかった。

尊いふたりのうちの一人、小川大知役の曽田陵介さんは、春のBLドラマ『不幸くんはキスするしかない』で主演を務めていました。可愛らしい顔つきが受けにぴったりというところでしょうか。そして今期は、こちらは私は見ていないのですがBSドラマ『サワコ~それは、果てなき復讐』にも出演されているようです。

しずく役の芋生悠さんは、村上虹郎さんとW主演した映画『ソワレ』(2020)での演技が印象的でした。コメディではどんな感じになるのかな。

* * *

改めて、漫画原作のドラマが多いなと思いますが、逆に漫画家さんってやっぱりすごいなと思います。おもしろい作品、たくさんありますね。ドラマの制作者が次々と起用するのもわかります。


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