見出し画像

【2022年秋ドラマ短信5】

ここからは、この記事でリストアップしていなかった作品の感想になります。

『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』

第6話まで放送されました。

サイハラさんは、ウシジマくんと違ってちょっとエグすぎるところがあります。
暴力的というだけでなく、例えば今回も、真面目にラーメン屋をやっている愛沢に無理矢理なんか変なフランチャイズ(?)契約をさせたりします。無理矢理感が強い。ウシジマくんとはそういうところが違うんです。

まあでも、サイハラさんがそんな風になってしまったのには過去に事情があるからではあるし、あの世界で一番命を張ってるのは彼女だったりします。肝が座っているというか、めっちゃ虚無的で、だからこそ怖いんですよね。

サイハラさんを演じる高橋メアリージュンさんと、そんなサイハラの右腕・村井を演じるマキタスポーツさんのコンビが時を経ても変わらずいいです。あと愛沢浩司(中尾明慶)&明美(木南晴夏)夫妻も。

初回を見てそのままやっぱりなんとなく見続けています。
多分最後まで見るでしょう。なんか乗りかかった船みたいな感じ。笑

『silent』

第4話まで放送されました。

病気でシリアスかつ恋愛ものってあまり好きじゃなくて、全く見る気はなかったのですが、初回はとりあえずなんでも見る、という癖があり視聴。そのままなんとなく見ちゃってます。

18歳の時に耳が聞こえなくなる佐倉想役の目黒蓮さん、良い演技していますね。表情がとても良い。鈴鹿央士さんもあいかわらず良いし、川口春奈さんも役柄にはまっています。
などは思うのですが…

これ書いたらたくさんの人を敵に回しそうですが笑、話自体があまり好きじゃないんですよね。

好きじゃないとか言いつつやたら呟いてました笑
ちなみに、涙もろいので『初恋の悪魔』とか結構何度も泣いてましたが、本作では涙は出ないです。なぜだろう?

病気によって引き裂かれた恋人同士が偶然にもまた出会ってしまった。しかし今、女性の方には結婚を約束している恋人がいて、しかもそれは高校の時に男性の方と特に仲の良かった友達。
とても切ない話です。

でもなんていうか私には“そういうお話”という風にしか見えないというか… 演技も演出も何も問題ない、でも私の心の深いところには刺さってこない、という感じなんです。それは単に私がこういう話を好きじゃない、ってだけのことかもしれないし、私の感性が歳を取り過ぎているのかもしれない。

あれこれ言っていますが、次回もなんとなく見てしまいそう。
“新しい関係性”を切に望みます。そこに期待。

『PICU 小児集中治療室』

第3話まで放送されました。

病院モノで感動モノ(しかも子ども絡みの)、自分の好みから言ってまあ見ないよね、なのですが、初回見たままなんとなく見てます。

ピュアな心の小児科医、志子田武四郎役に吉沢亮さんは、爽やかさがいかにもな感じでいいですね。ピュアな表情を見せてくれています。ドラマ内では“特にイケメンじゃない”体なのが納得いかないですけれども。

PICU科長・上野元を演じる安田顕さんはコメディではない作品は久しぶりじゃないでしょうか。しかも悪人でもなく特に裏もない笑。新鮮なキャスティングでいいと思います。

同僚というか先輩に、病院ドラマでお馴染みのクールで厳しく人あたりのきついキャラ、綿貫りさ(木村文乃)がいます。またそういう構図か、病院モノの人間関係って… と思いましたが、彼女は別の問題を抱えていることが第3話ではっきりしました。医療過誤に関して戦っているんですね。そのせいで人生も変わってしまったのだろうと想像できます。まあ、だからといって、その問題とは関係のない人に対して感じ悪くしていいなんてことはないのですが。

主人公に対して感じ悪いキャラというのはどんなドラマにもいます。いないとドラマがおもしろくならないということなのでしょう。ドラマづくりのセオリーなんだとは思いますが、定型が過ぎると見ていて冷めちゃうんですよね。あ、特に本作がそうだというわけではないです。一般的な話。

本作は患者それぞれのエピソードを構成するだけに終始せず、全体を通して小児医療/救急医療をめぐる体制の問題にも焦点を当てたシリアスなドラマとなるようです。
これもなんとなく次回も見てしまいそう。

『帰らないおじさん』

第3話まで放送されました。

「おじさん三人が毎週木曜日のアフター定時に集まって一緒に遊ぶ」のを見るドラマです。

おじさんたちを演じるのは、いずれも味のある光石研さん、高橋克実さん、橋本じゅんさん。光石研さんは毎期途切れることなく、しかも複数のドラマに出演し続けていてほんとすごい。今期は『闇金サイハラさん』で悪いボスを演じていますが、本作ではもっともニュートラルな“普通のおじさん”。

彼らの遊びは居酒屋で飲んだりするのではなく、どこかノスタルジックなもの。お金もかけない。第1話では、投げた棒の指す方へ歩く「無目的散歩」、第2話では野球盤、第3話では近所を自転車でレースする「ツール・ド・ご近所」。

おじさんが無邪気にわちゃわちゃやってるのを見て楽しむドラマですね。笑
遊ぶ時にすら効率を考えたりやたらお金を使ったりしている人がハッとして、なんか無邪気に馬鹿なことするのもいいな、って思えたりするのかも。

ゆるく見ていきます。

『ザ・トラベルナース』

第1話が放送されました。

これもまた病院モノです。今期は三作もあります。苦手と言いながら本作も見てみました。

意識高すぎ直球ナース・岡田将生×ミステリアスな変化球スーパーナース・中井貴一!!熱き哲学を持つ優秀&変人トラベルナースが《命の現場》に改革のメスを入れる

公式サイトより

ということで、癖のある男性ナース・バディを主人公にしたところが新しいですが、病院モノとしての体裁はこれまでとあまり変わりないなという印象でした。医師のキャラクターとか、病院の権力構造とか。現実でもああいう感じなんだと言われてしまえばそれまでなのですが… 苦手な病院モノの雰囲気が思いっきり漂ってます。

ただ、中井貴一さんがすごくいい感じで、そこには惹かれます。ちょっとコミカルな役どころを中井さんが演じるといいんですよね。

継続視聴はどうかわからないけど、中居さん扮する九鬼静が何者なのかが気になるし、次回も見てみるかも。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?