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【2022年1月開始ドラマ短信】『わげもん~長崎通訳異聞~』『おいハンサム‼』『恋せぬふたり』

『わげもん~長崎通訳異聞~』

永瀬廉さんのドラマは初めてなのですが、国分太一さんに似てるなあと思いながら見てました。やっぱりジャニーズの方々には風貌の系譜があるような気がします。
高嶋政伸さんはここのところ、頭の固いどちらかと言うと悪い方の人の役が多かったと思いますが、本作ではゆるい感じの良い人の役のようですね。こういう“医者くずれ”の役は、町民たちを描く時代劇では、庶民の味方として欠かせないキャラクターなのかもしれません。“ちゃんとした医者”よりも、登場頻度が高い気がします。

余談ばかり書いていますが、本作が面白いのかそうでもないのか、まだ計りかねています。どうしても続きが見たい、とはなりませんでしたが、もう見なくていいや、ともならない… とりあえず次回も見ます。

『おいハンサム‼』

予想通りに吉田鋼太郎さんの魅力満載の作品ですね。彼のすごいところは、ほぼ同じトーン(見た目も)で喜劇も悲劇も演じられるところではないでしょうか。
つい先ごろ、旧作の『カラマーゾフの兄弟』を見たのですが(記事書こうと思いつつまだできず)、全く違う雰囲気のドラマで、こちらも良かった。
ほぼ同じ、の“ほぼ”が重要で、きっと顔の筋肉の動きや、身体や声のトーンのわずかな違いによって違う結果を生んでいるのだろうと思います。

ほぼ毎クールなんらかの作品に出演している浜野謙太さんも、またいかにもな役柄で出演していて、吉田さんとの絡みも面白いことになって行くのかな。

昭和な親父とそれを理解する落ち着いた母、その三人の娘の恋愛事情という、題材としては特別変わったところはないホームドラマかと思いますが、娘と絡む男たちも含めそれぞれのキャラクターを楽しむ作品なのかなと思います。

毎回言ってますが、佐久間由衣さんの顔が好き(姿も)。次回も見ます。

『恋せぬふたり』

アロマンティック、アセクシャルという、多分まだ日本のドラマでは正面から扱われたことがないテーマの作品です。

アロマンティックやアセクシャルかどうかは関係なく、結婚はまだかとか恋人はいないのかとか、仲のいい男女に対して二人は付き合ってるのかとか、他人にはどうでもいいじゃん、って思う方なので、言われたくもないし言いたくもない。
そういう事を言われる適齢期というものもあって、つまりは子を成せ子孫を残せ、っていう話なんだろうけど…

終わりの方で、アロマンティック/アセクシャルを自認したばかりの兒玉咲子(岸井ゆきの)が、すでに自認している高橋羽(高橋一生)に、いきなり「私と恋愛感情抜きで家族になりませんか」と言ったときには、は? いきなりそれはないでしょう、と思ったら、羽が「僕のこと、舐めてます?」と返したので、ちゃんとドラマ内でもそういう反応だということで安心しました。

内容や事情はどうあれ、“偽装恋人”っていう方向に、やっぱり行かざるを得ないのか…
でも。本作の場合、着地点が一番重要かなと思います。なので、全8回の最後までみるつもりです。


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