3月8日は町家の日
町家の日が全国的に制定されました。
町家の日は3月8日。
3月は英語でマーチ(March)。
8日はヤ。
続けて読むとマーチヤ、マチヤ、まちや、町家。
ちょっと強引な気もしますが…(笑)
覚えやすさを優先して3月8日に決められたそうです。
町家は時代と共に数が減少。
つぎつぎと姿を消しています。
そんな町家の価値をあらためて再認識しよう。
町家の保存と再生を目的として町家の日は制定されました。
制定を記念し、京都でも町家をテーマとした展示やコンサートなどを開催。
ぼくは、以前オススメのアーティストとしてご紹介した箏の弾き語りシンガーソングライターの真依子さんの写真展とコンサートに行くことにしました。
写真展の会場は、真依子さんのアトリエ兼事務所である「めふく」です。
めふくも京都の町家。
最近、人が住めるようリフォームしたらしく、内装は明るくオシャレな雰囲気でした。
それでも町家の持つ落ち着いた暖かみのある雰囲気は残されています。
展示されているのは町家の写真。
町家には暮らしたことがありませんが、写真からは懐かしさが漂います。
「町家暮らしもいいな」と感じさせられました。
別の日に真依子さんのコンサートも開催。
会場は場所を移して「京都もやし町家」というところです。
もやしってあの野菜のもやし?
と思い、聞いてみたら"もやし"とは"麹(こうじ)"のこと。
もともとはお酒のもとになる麹菌を栽培するために使われていた場所だそうです。
麹菌が育てられていたのは、町家のなかにある薄暗い一室。
今は使われていませんが、もやし町家を象徴する存在となっています。
そんな歴史ある町家でコンサートは行われました。
真依子さんの演奏する琴も、町家と同じく歴史ある日本の伝統的な楽器。
琴の音が町家にひろがる空間と調和し、美しく響いていました。
この町家も、もとはボロボロ。
リフォームによって、床暖房まで付き快適に生活できるようになりました。
古いものをそのまま残すべきだ、という考え方もありますが、町家は人が住んでこそ価値があり、活かされるように思います。
最近行ったあじき路地でも、町家が活かされていましたね。
来年も町家の日に合わせて、いろんなイベントが開催されるようです。
今回は報告がちょいと遅れましたが、来年またお知らせします!
MACHIYANOHI
http://machiyanohi.jp/