つながり見えるカフェ
東京に行ってきました。
目指すは西国分寺にあるクルミドコーヒー。
店主の影山さんが書かれた書籍「ゆっくり、いそげ」を読み、内容に共感したことで興味を持ちました。
クルミドコーヒーでは、人と人とのつながりを大切にしています。
店のスタッフ・お客さん・商品の生産者がお互いを意識し、点ではなくより広い面でつながり生かしあう。
そんな関係を築いている空間に触れ、実際に体験したいと考え、店舗へと足を運ぶことにしました。
西国分寺駅から少し歩くと、クルミドコーヒーの看板が見えます。
かわいくてオシャレな店構え。
クルミ割り人形のロゴが目印です。
店内は縦に長い構造になっており、地下から3階までらせん状に席が配置されています。
小動物が住むような1本の木をイメージして作られたそうです。
色んなところにクルミ割り人形が置かれていて、絵本の中のような独特の雰囲気を作り出しています。
テーブルにはクルミが置かれています。
クルミ割り器でクルミの殻を割り、自由にいただくことができます。
クルミには、こんな説明書き(一部のみ抜粋)がありました。
このくるみは長野県東御(とうみ)市からやってきています。
日本一のくるみの里。
ですが、その収穫量はピーク時の十分の一くらい。
台風にやられ、後継者不足にやられ、海外産のくるみにやられ……。
産地の風景、産地の人々の努力、少し想像しながらお召し上がりいただけましたら幸いです。
とっても貴重なクルミのようです。
説明書きを見た他のお客さんは、「貴重なクルミなんだ」と、クルミの1粒1粒を大切に味わっていました。
その姿から、お客さんとクルミ農家さんとのつながりを感じ取ることができました。
ファミレスやチェーン店の料理を見ても、作り手の姿を想像することってなかなかありません。
丁寧に手間暇かけられたサービス、商品だからこそ、作り手の姿を想像できるんだなっと思いました。
1番人気のクルミドコーヒーを注文。
1秒に1滴ずつ8時間掛けて抽出された水出しコーヒーです。
良い香りで味わい深く、とても美味しいコーヒーでした。
店内では古本も販売されています。
棚には店員さんが過去に読んだオススメ本が並んでいました。
帰りの電車で読もうと一冊を選んで購入。
本を開いて驚きました。
本には、店員さんがどこでその本と出会い、どんな感想を持ったのか手書きのメッセージが挟まれていました。
本の内容だけでなく、その本が持つ歴史、読んだ方とのつながりまで感じ取れました。
クルミドコーヒーは、色んな方とのつながりを感じる素敵な場所。
また行きたいお気に入りのカフェになりました。
お近くの方は是非!
こどものための、大人の物語 - KURUMED COFFEE
https://kurumed.jp/
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