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イギリスサイダーの旅 スコットランド編 Vo.3

訪問記の前回はこちら
この日ピーター氏がロンドンで行われるシャンパーニュ・ポル・ロジェの130周年ディナーに招待されているというので、駅まで送ってもらうついでに、エディンバラでサイダーが飲めるおすすめの場所がないかと聞いたところ、ノートン・サイダー・カンパニーが飲めるThe Palmerston(ザ・パルマ―ストン)を紹介いただき、早速夕飯に行ってみました。

大きな通りの角にあるのでわかりやすい入口

大変人気なお店とは聞いていたのですが、予約もせずいったところ、カウンターでよければと言っていただき、運よく入店できました。

ドリンクメニューにちゃんとサイダーのカテゴリーがあります
フランスシードルもヘレフォードシャー州のサイダーもあります

ノートン・サイダーのピーターに紹介してもらってきたことを伝えると、もちろんピーターのサイダーあるわよ!と言われたので注文しました。
せっかくなので、サイダーに合いそうなお料理を、いや、おなかがすいてたので食べてみたかった料理を頼んでみました。

ノートン・サイダー・カンパニーの看板サイダー
トラディショナル・メソッド・ブリュット 2020

昼にサイダリーで試飲して気に入っていた2020年がオンリストされていたので、小躍りしました。
しっかりとしたきめ細やかな泡が立ち上り、グレープフルーツのコンフィのような酸とほんのりと感じる甘みのバランス、そしてアフターのキレの良さ!サイダーというより、スパークリングワインのような印象。近年イングリッシュ・スパークリングワインの活躍が目覚ましいですが、全然引けを取らない出来栄え。飲みながら唸りますね。

鴨のリエット ミカンのピクルス添え
このミカンのピクルスが絶品
チコリ、チリ、トマトとリコッタチーズのリガトーニ
トマトの酸ともサイダーが好相性
タラとホウボウ、ムール貝のシチュー
せっかくスコットランドなのでとタラをチョイス
とにかくボリューミーでした

2人で3品でもギブアップするほど1皿が多いので、行かれる方は胃袋大きい方を絶対に同行すべきです。我々の横で、前菜とメインを平らげ、デザートを悩む若いイギリス人女性には脱帽でした。パン屋も併設してるので、パンもとてもおいしいのですが、最初にアミューズで出されるパンを全部食べてしまうと後が苦しくなるので要注意です。

別日にはエディンバラでのパブのサイダー事情探りに、Red Squirrel(レッド・スクイレル)にも行ってみました。このパブはドラフトビールとサイダーの品揃えが秀逸という触れ込みだったので行きました。

Red Squirrel = 赤リスの名前の通りの看板
こちらもメニューにはしっかりCider の文字がありました

こちらも人気店のようで、食事の前に軽く飲みに出かけただけなので、入れましたが、予約の札も多いし、どんどんお客さんがいらしてました。

カウンターにタップが20個もあるのは圧巻!

せっかくなので、スコッティッシュサイダーをとも思ったのですが、コーンウォールにあり現在ビール大手モルソン・クアーズが所有するシャープス・ブリュワリーが同グループのサフォーク州にあるアスポール・サイダー・ハウスに委託醸造で造るコールド・リヴァー・サイダーをチョイスしてみました。大手だからと侮るなかれ。インターナショナル・サイダー・チャレンジ2021にて銀賞受賞しています。
ミディアムドライなので、ビールの前後に飲んでもいいバランスの良さを感じました。

Vol.4に続く

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©2024Marie Tanaka
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