ロード・オブ・ザ・婦人科

小学生で生理が始まってからずっと重かった。

思い返せば、中学くらいには違和感があった。下腹が出ていると。

でも太っていたから。そう、太っていたから努力しない自分のせいだと。


高校生になり運動部に入った。

体はとても締まるも普通よりは全然太っているしガタイもいい。

相変わらず生理痛は重く、下腹は引っ込まなかった。
続・努力しない自分のせいだと思った。


そして最近。


去年から生理痛がやけに楽になった。
それはもうびっくりするほど。薬もいらなかった。

ただ、救急車を呼んで…と思うほど下腹部が痛い。声も出せない。
顔と体にグッと力を込めてひたすら堪えるのみ。

1度、バファリンが無くなった機会に生理痛専用薬?みたいなものを買ってみた。全然効かなかった。

バファリンを飲むと少し落ち着いた。全身に効くからかーと考えたりした。


その辺りで、いやもっと前から気付いていた。体が危険を叫んでいると。

ただ圧倒的な婦人科への恐怖。蓄えが無いバイト生活。言い出せなかった。

親に相談したらきっと手助けしてくれるし保険も入っているから大丈夫。

何がダメか、経験の有無にチェックをつける。それだけ。


興味が無い。
機会がなかった。
怖くて断り続けた。
婚前交渉は…
興味津々だけどモテない。ただただモテない。付き合ったことも無い。でも付き合うことになったらで断る。

そう!最後の人。全ては私のこじらせのせいで行けなかっただけなのだぁ…!

はぁ…

ただ丸を、ただ〇を、ただペンで書くだけのことなのに、それだけがとてもとても重かった…。

私は自意識過剰だ。ザッツライト!

もう限界だな。楽になりたいな。と思い始めて1年後、初めての婦人科への道がやっと幕開けたのです。


次回、はじめての婦人科。絶対見てくれよな!

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