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禁酒とダイエット

1 食事制限はストレスになり太りやすくなる


禁酒すると、食事のコントロールができるようになります。食事制限のあるようなダイエットはやめてみましょう。様々な減量効果をねらった、食事方法がはやっています。糖質ダイエットや断食ダイエットなど、やっている人も多いのではないでしょうか。

まずはそういう、食事制限をやめることです。食事制限は太るもとを作っているようなものです。一時的に痩せても、リバウンド確実。リバウンドしてませんという人は、その食事方法を続けているからです。やめると太ります。普通の食事するだけで太ります。ダイエットする以前より太りやすくなるので、さらにダイエットの食事方法が、エスカレートしてしまいます。

とにかく、極端なことはしないことです。人は好きなものは食べたいと思い、目の前にあれば食べるからです。食べたいなと思うものをずっと一生、避けることができればいいのですが、様々な誘惑があります。普段、何かの食事制限で、知らず知らずにストレスがたまるので、何かをきっかけに食べ過ぎたりするのです。

チートディとかいって、そのストレスを軽減する方法もあるみたいですが、そんなチートディとかせずに、初めから、好きなものをきちんと食べながら、普通の食事をすればいいのです。食べ過ぎるから太るのであって、普通に食べれば痩せるのです。それを通り越して、食事制限をするから、太りやすくなり、そこから抜け出せなくなるのです。

「食べたいものを食べながら、小さな良い生活習慣を身に着けていって、健康になり、自然に適正体重になっていた」ということをぜひとも経験していきましょう。

糖質制限を今までしていた人が、炭水化物を食べるようになると、グリコーゲンと水分がくっついて
一時的に体重は増えるかもしれません。しかし、太ったわけではありません。あるべき水分が体に戻るのですから、肌の調子も良くなっていきます。

禁酒すると肝臓は、アルコール分解をしなくてよくなりますので、脂肪分解やデトックスなど、いそいそと、働いてくれます。自然に、体が健康へ向かっていきます。デトックスの食事方法などをしなくても、肝臓が、ちゃんと、デトックスの役割を果たしてくれます。

好きな物を食べると言っても、ジャンクフードに偏るなど、極端なことはやめましょう。禁酒をするのは、健康に向かうためです。好きな物を食べることを禁止しなくてもいいのですが、健康へむかって、食べ物を食べることは、忘れないようにしましょう。

2 自分の体の声を信じる


食べ過ぎるから太るのですから、普通に食べれば痩せます。自分の体の声を聞きましょう。自分をもっと信用するのです。「intuitive eating」という考え方があります。intuitiveとは直感的なという意味です。お腹がすいたら、自分の食べたいものを、自分がちゃんと満足するように食べます。お腹がいっぱいになったらやめます。食べなさすぎも、食べすぎもだめです。

ちょうどよく、食べれる様に気を付けます。食べ物を我慢するストレスをなくす。お腹がすいたら、たべる。お腹がいっぱいになったらやめる。シンプルです。

カロリーや、栄養や、ダイエット食にとらわれない。制限のある食事方法で、食べ物を食べないことです。食べ物を楽しむ。何かのダイエットにとらわれると、一時的に減量成功したとしても、その食事方法にこだわり続けないといけません。ものすごいストレスだと思いませんか。集中しているときは、気づかないかもしれないけれど、それを一生続けるなんて、ストレス強すぎです。普通に食べて、食事を楽しむのです。

食べ過ぎ➡太る
普通に食べる➡適正体重
食事制限➡痩せても太りやすくなる

普通に食べて太ったと、思っているかもしれませんが違います。食べ過ぎたから太ったのです。現代人は、食べ過ぎなのです。それを普通に食べるという食べ方に戻します。それだけなのです。それを通り越して、この方法でやせたという情報を信じて、何らかの食事制限をするので、続かなくて失敗したり、一時的に成功しても(減量できても)食事を普通に戻しただけで太りやすくなるのです。

きちんと普通に、普段から食べたいものを適量食べれる様になると、ビュッフェスタイルのレストランに行ったとしても、食べ過ぎないようになっていきます。目の前に素敵なお料理がたくさんあっても、あれもこれも全部食べなくても良くなるのです。目の前にごちそうがあるのですから、少々食べすぎる可能性もあるけれど、それでも、ある程度お腹がいっぱいになると、自然に食事を終えることができて、ビックリすると思います。

これは実際に、私も体験しました。マクロビ、玄米菜食、ローフード、フルータリアン、糖質制限、肉食、様々な食事方法トライしていたことがあります。その頃にビュッフェランチに行くと、よほど嫌いなものをのぞいて、すべてのお料理食べてみたくて、お腹いっぱいになった後も、デザートもいろいろ食べたくて、お腹がはちきれるほど食べ過ぎていました。intuitive eating(直感的食事)で何でも食べるようになってから、ビュッフェランチに行ったときに、食べ過ぎということもなく、ほどよく食べれた自分に感動しました。普段から、食べたい物を食べているので、その時に、食べたい物だけ食べました。普段あんまり食べないような、珍しくて食べたいなと感じるものを少量食べて、満足する自分がいました。デザートも、直感的食事に取り組む前は、いろんな種類をたくさん食べていましたが、直感的食事をするようになって、その時の味覚に合う、自分が本当に食べたい物を1つか2つ食べるだけで満足しました。

3 Food Policeにさよなら


Food Police(食べ物警察)という言葉、ご存知でしょうか?インパクトありますね。

これは良い食べ物
これは悪い食べ物
これは太る食べ物
これはやせる食べ物
自分の中にいるジャッジする声、それがフードポリスです。これはさまざまな、自分のダイエット体験から、自分の根っこに潜んでいます。

自分の中にフードポリスがいませんか。たとえば糖質制限をしているとして、お好み焼きや焼きそばは悪い食べ物なのですか?お寿司は?丼物はだめですか?カレーライスを食べる時、ご飯はなしで、野菜や豆腐にかけているのですか?カレーを食べる時、ご飯やナンはダメなのですか?パスタやピザもダメなのですか?美味しそうな食パンが流行っているけどそれもダメなの?夏に冷やし中華は食べないの?

シンプルに食事を楽しむことができていますか。たとえば麺類を食べるのが怖くなって、代替え商品、こんにゃくヌードルとかになってませんか?おいしいですか?満足感がありますか?いつもそういう風にダイエット食を食べていると、何か外食や、会食、パーティ、人と集まりごちそうを食べるときに、罪悪感が生まれてませんか。

普段、我慢してると、食欲が一気に爆発して、爆食いしていませんか。そして後悔してませんか。ふだんから、食べることを純粋に楽しんでますか。いつもいつも、ダイエットのこと、食べ物のことばかり、考えていませんか。あなたの一日をほとんどダイエットするためだけに使ってませんか。ストレスが一番、良くありません。フードポリスにサヨナラしましょう。

お酒を飲んでしまうと、抑制が効かなくなって、どんどん飲みますし、食事やデザートなども、「食べたい」という単なるまやかしの食欲であったとしても、食べてしまいます。ちょうどいい、満腹感を感じることもできなくなります。禁酒をすると、お酒飲んでいるときよりも、食事のコントロールができるようになりますので、ぜひともお試しくださいませ。

年末年始に、食べ過ぎて太って、年明けからダイエットというのは、よく聞く話です。ほんの少し、直感的に食べることを意識して「胃が満たされたら止める、本当に食べたい物だけ食べる、お腹いっぱいだったら食べない」など、やってみてください。ルールはなしです。自分の直感を信じます。体が心地よくなる方をチョイスします。「何も制限してないのに、年末年始、太らなかった」と、自分が驚く可能性があります。お試しくださいませ。

Intuitive Eating(直感的食事)という考え方の大御所はこちら


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