cicachanのだんよしか

「飾りたくなるお洋服」をコンセプトにした天然素材の服ブランド、cicachanのディレ…

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「飾りたくなるお洋服」をコンセプトにした天然素材の服ブランド、cicachanのディレクターをしています。幸せの形を模索し続けて、ブランドをはじめることにした人の、気ままな考え方帳です。 https://cicachan.tokyo/

最近の記事

好きなものを作れる、というのはとても幸福なことだ

「幸せ」というキーワードは服作りを始める前から、自分の人生の中でとても重要で、cicachanのページの中でも幾度と出しています。 大人になって、たくさんの物事を経験した今、なんの忖度なしに自分の好きなものをつくることが、ひとつの「幸せ」なのではないかと感じています。 小さい頃は「自由に」が苦手だった小学校の図画工作の時間は典型で、画用紙とか粘土とか渡されて、好きなものを時間内に作ってください、という課題がでると、何を作ればいいんだろうと題材を決めるのにすごく時間がかかっ

    • 1着ずつつくる、にこだわる

      cicachanのお洋服は基本的に受注生産。注文を受けてから生地を手配して、縫製を開始します。 そのためお客様の手元に届くのは3週間から1か月かかります。一部在庫を販売しているワンピースもありますが、多くの商品は受注生産です。 ハンドメイドから始まった形をそのままにcicachanはハンドメイドブランドとして始まっており、その時はデザイナーが注文が入ってから1着1着つくっていました。 今は全国津々浦々の職人さんに縫製を依頼していますが、大量に発注するのではなく、個々、非

      • 落ち込んだ日こそ、白い服を着よう

        めぐりめぐる毎日を過ごしていると、落ち込む時が知らぬ間にくる。 だんだんと気分が落ちていくのを実感するときもあれば、気づくと思考がマイナスから脱せない時もある。それは自分が毎日を一生懸命生きている証。 さて、そんな避けられない「落ち込む日」を少しでも早く脱するために。 私は気分が乗らない日でも、あえて外出する。そしてその時「白」を選ぶようにしています。 白と服の関係服作りを始めてから知ったこととしては、元から色のついている生地はとても少ないということ。 大部分の生地

        • 仕事まみれのイチ会社員が、服作りをはじめた話

          こんにちは、こんばんは、だんよしかです。 私はcicachanという天然素材系のワンピースブランドをやっております。最近はブラウスやスカートなども売っています。ぜひ見てみてください。(宣伝) 表題の件、わたしを知っていただけてない方が大半なので、そもそもの自己紹介をしたいと思います。 生まれは中国、育ちは日本、今は広告代理店私は両親が中国人で、3歳の時に父親の転勤で日本に来ました。その後仙台→大阪→埼玉→東京と、転々とし、今に至るまでほぼ全てを日本で過ごしています。

        好きなものを作れる、というのはとても幸福なことだ

          今似合う服よりも、似合っていく服をつくりたい

          こんにちは、cicachanのだんよしかです。 私は天然素材の生地を使ったお洋服のブランドをやっています。cicachanのお洋服のインスピレーションはウェディングドレスから。長く愛されるモノは何か、日々考えて制作活動行っています。 言うのも恐縮ですが、私もそれなりに服を買い、着て、捨ててきました。気に入った服でも、シーズンが過ぎると、なんだか急に飽きてしまったり、気分に合わなかったり、もう着たくないと思ったもの、たくさんあります。 それってその服が悪いのでしょうか?質

          今似合う服よりも、似合っていく服をつくりたい

          服を大切にすることで、自分を大切にする話

          こんにちは、はじめまして。 だんよしかと申します。私はcicachanという天然生地系のアパレルブランドのデザイナー兼ディレクターをやっています。ここでいう天然生地とは、綿や麻、時には和紙など、自然界にそのまま存在する素材を指しています。 天然生地は一般的には肌への負担が少なく、丈夫で長持ちする素材が多いです。でも洗濯した際の縮みが大きかったり、シワを伸ばすのが大変だったり、デメリットもあります。 なので少し敬遠されやすい生地も多いですが、麻100%などは避け、麻に綿を

          服を大切にすることで、自分を大切にする話