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家具卸売業界トップに公取の立入り

出荷した家具の安売りをしないよう小売業者に求めたとして、公正取引委員会は26日、家具卸売り大手の関家具(福岡県大川市)に独占禁止法違反(再販売価格の拘束など)の疑いで立ち入り検査に入ったことが、関係者への取材でわかった。
同社の売上高は家具卸売業界トップという。
関係者によると、同社は遅くとも2020年ごろから、自社の商品を値下げ販売した小売業者に対し、出荷停止や出荷価格の引き上げを示唆していた。
指定した価格で商品を販売するよう強要したほか、価格の10%超のポイントをつけないよう求めていた疑いがあるという。  
関家具が値下げをやめるよう求めた商品の中には、海外ブランドのオフィスチェアが含まれる。
新型コロナウイルスの流行にともなう在宅勤務の増加で商品に対する需要が増える中、値下げによるブランド価値の低下や値崩れを避ける狙いがあったとみられる。


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