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景況感や業況判断の方向感を測るための指標って、ご存じですか?

 このコロナの影響で、すっかり景気が悪くなったような気がする人は大勢居られると思います。

 そして、日本政府はコロナ対策費用をこれだけお金を突っ込んで、大丈夫なの?と不安を感じる方も多いと思います。

 そして、今回は景況感や業況判断の方向感を測るための指標の「DI(ディーアイ)」について、ご紹介をさせてもらいます。

DIの正式名称は、Diffusion Indexの略で、このディフュージョン・インデックスの意味は 指数を構成する複数の指標のうち上昇・拡張・改善・積極化などの動きを示す指標の割合を示す指数のことです。

DIは内閣府が毎月公表する景気動向指数のひとつで、生産や消費、物価などの景気変動に関係する複数の指数を合成して算出しています。

DIは0%から100%の間で変動し、目安として継続的に50%を超えれば「景気が上向き」、50%を下回れば「景気が下向き」と判断されます。

 で発表されるDIへの注目度が高く、景気の将来予測などにも用いられます。

 景気動向指数は生産や消費、雇用など景気変動に敏感に反応する30近くの指標を用いて算出され、DIは増加している指標の数に1を、横ばいの指標の数に0.5をかけた合計値を、合計の指標数で割って求めています。

 目安は50%で、数カ月連続して上回っているときは景気拡大期にあるとされますが、あくまで景気の方向性を示しており、景気変動の大きさはCIと呼ばれる別の指標で分析しており、近年ではCIの重要性が高まっています。

DIが登場する記事の主なテーマは、日銀短観です。

 企業の経営者が景気の現状や先行きをどのように見ているのかを示した指標である業況判断DIは、景況感が「良い」と答えた企業の割合から、「悪い」の割合を差し引いて算出します。

 2021年6月の短観では、大企業非製造業の業況判断DIが、景気拡大の目安となるプラスに5四半期ぶりに転じました。

 ですが、これらDIはあくまでも指標であって、このDIだけで判断するのも怖い話ですね。

 なぜ、ここでご紹介をさせてもらったのか?と言いますと、これらの指標は皆様の生活やビジネス活動に大きな影響があるからなのです。



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