見出し画像

震度5強程度の揺れ「当面の間」警戒 相次ぐトカラ列島地震の特徴は

当面の間、震度5強程度の地震に注意してください!

 9日午前11時すぎにトカラ列島近海で最大震度5強の地震が発生し、これを受けた気象庁の会見の冒頭で、地震津波監視課長はそう訴えたと報道されています。

 気象庁は、規模の大きい地震が発生した際に開く会見で、注意すべき防災事項として普段は「1週間程度、同程度の地震に注意が必要」と呼びかけています。

 今月3日に山梨県東部・富士五湖と紀伊水道で最大震度5弱の地震があったときも、同じで表現でした。
 過去の余震の統計に裏打ちされた表現だが、今回は違った。なぜなのか?

 トカラ列島近海でのかつての地震の起き方を示したグラフを、会見台のモニターに映し、「地震が続いて発生する場所であるとおわかりになると思う」。
 1995年以降、周辺では今回も含めて1カ月間で地震が頻発したケースが7度あったという。
 今回も、4日から9日正午までに震度1以上の地震が233回、相次いで発生している。

 トカラ列島近海での地震の特徴について問われた「他の地震の事例のように大きな地震の後、時間とともに規模も小さくなり、発生間隔も延びて収束に向かうという起き方ではない」と答えた。
 周辺では「しばらく地震が続き、その中で大きいマグニチュードの地震も発生するという特徴がある」という。
 そういった状況を踏まえ、今後の揺れに備える期間の表現も変えたという。

 今回の地震は陸側のプレート(岩板)内で起きたものとみられているものの、「なぜこの地域で頻発しているか、今の時点で言えることはない。火山がどう関わっているかはわからない」と話すしているようです。
 今後どうなるかはわからないので、避難・防災グッズや非常食を揃えておく必要があるでしょうね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?