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コラム14「ストップ!五月病。」

**2018年5月5日(土)
八重山日報・沖縄本島版

※※コラム『ちゅうざんの車窓から』※※

NO.14「ストップ!五月病」**

**  ゴールデンウィークも明日で終了ですね。皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。今年は長い人で9連休という話を聞いて羨ましい限りですが、休み明けのお仕事や学校というのはなかなか気が重くなりますよね。休日明けの時期に毎年話題になるのが「五月病」です。大型連休明けには体調を崩したり、気分が落ちたりする人が多く、それが仕事のモチベーション低下や職場、学校での人間関係に影響を及ぼすことがあると言われているようです。

 そもそも、五月病とは昭和23年に施行された祝日法により、ゴールデンウィークが誕生した後に生まれた言葉だと考えられます。日本では4月を入学や入社の節目と定めており、しばらくは新しい環境での緊張感が続きますが、連休中に緊張の糸が切れ、疲れやストレスが心身に現れるのも理解できます。お隣の韓国では3月が新年度の始まりで、その約一ヶ月後に生活環境が変わったストレスが原因で憂鬱になる人が多いと言われています。ヨーロッパ地域では、クリスマス休暇明けに仕事や学校に行くと憂鬱な気分になる「1月病」と呼ばれる病気があるようで、長期休暇の後に心身のバランスを崩してしまいやすくなるのは、世界共通なのかもしれませんね。日本でも、のんびりとした正月ムードから抜け出せずにかかってしまう「一月病」やクリスマスを一人で過ごす孤独感によって発症するという「十二月病」、同じくバレンタインデーなら「二月病」、ホワイトデーなら「三月病」と、年中気落ちしてしまうシーズンになっているような気もしますが(笑)。

 通常の5月病であれば、しばらくすれば治ってしまうようですが、症状が悪化しないためにも、とにかく楽しいことを考えるのが一番ですね。今から夏休みの計画を立てるのもいいかもしれません。目標の大小を問わず、達成するためのイメージを立ててワクワクしたり、自分へのご褒美を考えるのもオススメです。自分の心と体と向き合いながら、無理せず元気に頑張っていきましょう! **

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