見出し画像

逆転!取材される側になるということ。プレスリリースのようなものを書いた話。

「ひつじのくつした」とGoogleで検索すると下の感じでヒットしてくるんです。「ひつじ」と「くつした」というよくあるワードのため、STORESでつくった自社のECサイトは全然引っかかってきません(笑)
一番上の「折込会社が靴下をつくりました」という記事は、中日新聞社さんのビジネス向けサイト「中日BIZナビ(ビズナビ)」に掲載されているもの。ここの情報は私が書いたプレスリリースなのでむしろこれが一番上にアップされてくるのは非常にありがたいことです。

2つめ以降は大手ショッピングサイトなどなので…それを思うと一番上にあがってくるってすごい!
情報がまぎれないからありがたい!

まず、会社の人から「中日新聞社のサイトにこんなのがあるから掲載してもらいなよ」(掲載無料&記者さんによる原稿の手直し付!)と言われ、プレスリリース的なものを書くことに。取材する側である私たちは普段プレスリリースを見ることはあっても実際自分が書くことはありませんでした。なので、人生で(たぶん)初めてのプレスリリースです。…とはいってもこれは掲載用の原稿なのでちょっとゆるく、どちらかといえば「こんなことしたんです~」くらいの感じで主観で書きました。私が何を考えてこれを企画し、作るに至ったのか。またどんな特徴のある商品なのか。またタイトルはどうするのがいいのかなど、上司に文章をチェックしてもらいつつ書き上げました。
▽BIZナビの画面のスクショはちょっと掲載微妙なのでテキストだけ貼りますね。長いので気合で読んでください。

折込会社が靴下をつくりました

愛知県で新聞折込広告やポスティング、自社紙媒体のデザイン制作など広告全般を取り扱う広告代理店である弊社(中日総合サービス)が、通販事業の商品として初の完全オリジナル商品を制作。地域密着の弊社ならではの繋がりを活かし、尾張支社のある一宮を含む愛知県尾張北西部から岐阜県西濃エリアに広がる日本最大の毛織物の産地「尾州」で制作しました。

 靴下の素材となる「ウールの糸」は一宮市にある創業1897年の老舗紡績会社 東和毛織株式会社にて独自の特殊な技術(AirySPUN)で紡がれたものを使用し、江南市にある靴下の製造卸売会社 株式会社レッグニット中村(協力工場)にて職人が一足ずつ丁寧に靴下に仕上げました。全ての工程を尾州産地で行ったまさに「尾州でうまれた」日本製のウールの靴下です。公益財団法人 一宮地場産業ファッションデザインセンターが展開する尾州で生産されたものであることを証明するためのマーク「尾州マーク」認定商品です。(承認番号1246号)

 特殊な技術で紡がれた糸は表面が微細小なパイルで覆われているため、糸自体に膨らみがあり多くの空気を含むのが特徴で、この糸で編まれた靴下は見た目より軽く驚くほどに暖かです。ふわふわとした優しい手触りでメリノウールの良さを感じていただけます。

 今回の靴下は愛知県一宮市で活動している「尾州のカレント」という、毛織物日本最大級の産地、尾州(びしゅう)を盛り上げるために繊維会社に勤める若手が自主的に活動するサークルの繋がりで実現したものです。日頃から尾州のカレントの広報担当として活動している弊社社員が身近で「尾州産地でのものづくりのおもしろさ」や「尾州の技術力」「高品質さ」を知り、その中でも尾州が得意とする「毛織物(ウール)の心地よさ」をぜひ多くの人に知ってもらいたいと強く思い、尾州のカレントの参加企業である大鹿株式会社に勤めるメンバーに相談したところから実現に至りました。初めての靴下づくりは分からないことばかりでしたが、それぞれの道のプロに力を借りながら一つの商品をつくり上げることができました。詳しくはnote「広告を売らずにモノづくりをはじめた話」で綴っています。

 日ごろ商品として扱う広告とは違った切り口で、地域産業のことPRすることができて大変嬉しく思います。靴下という身近なもので一人でも多くの方に愛知県の産業のひとつである繊維産業、尾州産地のことを知っていただけたらと思います。

【 仕様 】
●サイズ/レディス 23-25cm・メンズ 25-27cm
●材質/ウール80%・ポリエステル18%・ポリウレタン2%
●カラー/ひつじ・ブラウン・チャコールグレー
●販売価格/1足2,800円(税込)●12月下旬頃より販売開始
【お求め・お問い合わせ先】
●お求めは…ショッピングサイト CHUNICHI ハピなびストア
https://hapinavi.stores.jp/
●お問い合わせは…中日総合サービス 営業企画部(052-212-9810)

今回は「折込会社というモノづくりをしているわけじゃない会社が靴下をつくったのはなぜか」ということを読み手に伝えたかったので、何をする会社の人が何をしたのかが分かりやすくなるように意識しました。これは広告ではないのであくまで製品のことは二の次な内容で書きました。というのも全部しっかり書いたら長すぎて読みたくなくなりますからね笑。あれもこれも言いたくなっちゃうんですが、そこはぐっとがまんして。それでも十分に長い。

でもこれを書いたおかげで頭のなかがすっきりまとまり、何を伝えたらいいのかのアウトラインがくっきりとした感じが自分の中でしました
だから中日新聞さんの取材を受けた際にも、スッとこんな流れのものですと伝えることができました。受ける前に書いといてよかった。。

取材してくれる一宮総局の記者さん。繊維の専門ではないので「どういうことですか?」と糸の仕様をしっかりと聞いて理解して記事にしてくださいました。
お決まりの「商品越し笑顔」写真撮影。照れますね、これ笑
12月23日の中日新聞で掲載していただきました!ありがたい~!
しっかりと要点をつかんで短い文章にまとめてくださっていました。記者さんってすごいですよね。限りある紙面の文字数で書かなきゃいけないんですから。WEBメディアだと無限に書けちゃうから長くなりがちですよね笑

という感じで、無事に新聞掲載していただけてほっ。
反響はというと、会社には数件の購入希望の電話、私には新聞屋さん数名からLINEとかメールという感じ。取材を一緒に受けた塚本さんも「載ってたね!」と職人の方などから言われたと言っていました。
また記事の中で「カレント新見本工場で」と書いてあったため「新見本工場に置いてあるのかと思った!」という声が結構あったよ~ということを言われました。あーーーーーー・・・それは考えてなかった。そうか、そうか…この記事を見たら新見本工場さんで売ってそうですよね~と後から思いました。こんなこともあったりで今は新見本工場さんでも取り扱っていただいています。ありがたいですね。

ちなみに、冒頭の画像この取材の記事となんの関係があるの?って思ったみなさんに答え合わせを…取材に来た人に商品説明(という名の接客)をする新見本工場のデザイナー彦坂氏です。さすが…!笑

次は実際にイベントで販売した話…かな?
よかったらまた次のnoteも読んでいただけたら嬉しいです。
ではでは、また。


贈り物に好評です✨