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これからの地方の不動産の一考察

もう少しで目標としていた52週連続投稿達成となるので、一度くらい不動産会社の取締役っぽいことも書きたいと思います。

人口減少

テレビや新聞で聞かない日はないくらい言われていますね。
東北地方のどこの自治体の人口統計を見ても人口減少は明らかです。
もう仕方ないです。
しかし、です。
世帯数は増加している自治体が多いのです。
核家族化なのか単身世帯の増加なのかその両方なのか詳しくはみておりませんが
世帯数が増えるということは、新居を求めている人が一定数はいるということですね。
ということは「住まい」はまだ需要が見込めるということになります。

住まい

ではどんな種類の住まいでもよいのか?ということになるとそうではありません。
あくまでも私の見解ですが、結論から申し上げるにアパートと新築住宅は厳しいのではないかと思うのです。

まずアパートですが、これから空家がさらに増えていくと選択肢として競合するのが賃貸の一戸建てになります。
同じくらいの家賃で
同じくらいの立地で
部屋数が多く広い
となれば選ばれるのはアパートよりも一戸建てです。
一戸建てであれば壁を接した隣や上下の住人がそもそもいないですし
駐車場もゆとりをもってとれる場合が多い。
さらにペットの飼育も可能となれば圧倒的に一戸建てが有利です。
事実、地元にあるアパートの空室は目立ちはじめていますし、いくら安くしても入居者が決まらないというエリアも出てきています。
また以前個人で北海道に一戸建ての貸家を所有していたのですが、入居してくれていたのは単身で大型犬を飼育されている方でした。

次に新築住宅ですが、単純に値段が高いです。
もちろん高所得者であれば問題はないわけですが、この資材や什器が高騰していく局面の中で、今後どのくらいのボリュームの方々が新築住宅を建築できるのか甚だ疑問ではあります。
また住宅ローンの金利も上昇傾向にあります。
事実、地方都市から有名ハウスメーカーが撤退を開始しています。

となると現実的に購入できるのが中古住宅となるわけです。
さすがにそのまま住むには古さや経年劣化が目立つのでリフォームをいれます。
このリフォームもまだまだ伸びる余地があると思っています。

今後の不動産会社の在り方

今後東北地方でいえば仙台一極集中になると思います。
その他の地方都市においては、ごく限られた一部の地域だけの地価が上昇もしくは横ばいで推移していくことになると思います。
それ以外の地域では土地も家も余ります。
しかし人間の営みは消えません。
そこで人が生活している限り不動産はかかすことのできない存在であると考えます。
最後まで地元の方に頼っていただける不動産会社を目指して地道な改善を積み上げていきたいと思います。

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