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事務員の目指すべきキャリア

直接的に稼がない正社員の事務員の給与を営業職と同水準、もしくはそれ以上に上げていくことは可能なのか?
ずっとずっと頭の隅で考えていたこの課題に自分なりに答えがでました。
ここでいう『正社員の事務員』とは

  • 経理

  • 社内のシステム担当、管理者

  • HPの更新担当

  • 契約書などのチェック

などを担っている『営業ではない社員』をさします。
現時点での私の見解では2つのタイプがあると思います。

マネージャータイプ

まずはマネージャー型です。
具体的には
複数人のパート社員をつかって
複数の部門を管理し
求められる成果を継続して出すことができる
になると思います。

これができる人材はどの部署へ異動さても、どの部署を管轄させても、ある一定の成果を安定して出してくれる傾向が強いです。
メンバーの話を聞き、かつ自分でも経験として実務をやってみる。
その中でレバレッジ・ポイントを見つけるのがうまい。
そして見つけた課題をメンバーや上司を巻き込んで解決していく。
この繰り返しなので再現性があるのだと感じます。
マネージャータイプの事務員を観察するとこんなことに気がつきました。

彼ら(彼女ら)は一人で多くの社員やパート社員をマネジメントできるので、とてもコストパフォーマンスがよいです。
さらに問題があったり、成果が出ていない部署へ責任と権限を与えて配属すると、イキイキと仕事をしてくれます。(若干損な気質である気はします)
このような人財には高い報酬を支払うことができます。

スペシャリストタイプ

逆にマネージャーに向いていない人材もいます。
比率的にはこちらのほうが圧倒的の多く、8割はスペシャリスト型になると思います。
他の社員をまとめるというよりは自分一人でコツコツと仕事をするタイプです。
私はずっと(スタッフをまとめてくれるマネージャーになってもらわないと給料上げられない)と思っていたのですが
外貨を稼ぐことができる
すなわち
その専門知識やスキルを活用して外部の会社からお金をもらうことができる
ようになれば給与の水準を上げることが可能であると気がつきました。

うちの会社でも実際にkintoneの導入支援をすることにより、他社からお金をいただいて活躍している事務員もおります。
そうです。
大事なことは他社からもらうことができる。です。
間違っても社内の名目上の売り上げをつけてあげるということではないのです。

ナンバー2ができること

多くの会社では営業職よりも事務職のほうが給与が安いというのは、一般的な話であると思います。
しかし全体からみての会社への貢献度や、その能力やスキルの希少性を鑑みた場合に
(果たしてこのままでいいのか?)という問いが生まれました。
事実私自身、不動産の営業という営業は2年くらいしかやっておらず、総務や経理、部門の立て直しや部署全体のマネジメントを担ってきた時間のほうが圧倒的に長いのです。

会社のナンバー2として、社員の特性を早期に見抜き、その特性に適した仕事やフィールド用してあげることが大切であると感じます。
スペシャリストタイプの社員に何度もマネジメントの研修をしたり、𠮟咤激励をしたりしましたが、まったくこちら側が期待する成果は出ませんでした。
本人は一生懸命やっているので、なおさらお互いに辛いだけだと気がつきました。

物価が急騰している昨今。
なんとか社員みんなの給与を上げる手立てはないか?
考える日々です。

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