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おさんぽのしつけにもレベルがある

おさんぽで困ってる方のお話を聞くと、『ちゃんとお散歩できるようになるにはドッグトレーナーの元でみっちり練習が必要』と考えてる方が多いように見受けられます。

理想のお散歩というのが

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というイメージなんですかね。

おさんぽと一言でいっても

レベルがあります。
だいたいこんな感じです。

<レベル1>
車や人、犬とほぼすれ違わない田舎道でのノーリード(犬にリードをつなげていない状態)でのゆったりしたさんぽ。
排泄は犬の自由

→犬が家族のメンバーをちゃんと認識してれば、自然とついてくるので訓練必要なし

<レベル2>
河原など自然の多いところでロングリード(3m〜10m)でのさんぽ。
排泄は犬の自由

→一応リードでつないでいるので、離れると少し声かけが必要なときがある。といっても名前呼ぶとかそれくらい。
これも犬が家族を認識していれば訓練という訓練は必要なし

<レベル4>
ごく一般的な道での、普通のリードを使ったさんぽ。
排泄は犬の自由

→さんぽ主と同じペースで歩いてもらう必要があるので、それなりにちゃんとやらなければならなく、特に教え始めが大事。

※カラー(首輪)だろうとハーネス(胴輪)だろうと、ひっぱりは犬の体に負担が大きいので絶対にやめさせてほしいと思います。

さらにいうと、ひっぱりによってカラーやハーネスがちぎれ、逃走。そのまま行方不明や交通事故の事件が割と多いので絶対なんとしてでもやめてほしいと思います。


<レベル5>
ごく一般的な道での、普通のリードを使ったさんぽ。
排泄は決められた場所

→さんぽ主と同じペースだが、排泄はたとえば公園や広場のみなどでのみにさせる。

<レベル10>
いつでもどこでもさんぽ主の横にぴったり付いてのさんぽ。
排泄は決められた場所

→ぴったり付いてのさんぽは本格的に訓練が必要です。

<レベル鬼>ショーレベル
リードなしでいつでもどこでもさんぽ主にぴったり付き、かつ排泄は声かけしたときのみ

→声かけは、よく聞く「ちっち」など。
声かけしたときのみの排泄は、ぴったり付くさんぽよりも時間がかかるのでなによりも飼い主の根性が試される場面


いかがでしたか?

ご自分のワンコにどこまで求めますか?

こう書くと「ひっぱらなければそれでいい」という声が聞こえて来そうです。
ハイ、私もそう思います。
ただ排泄に関しては、人通りが多い場所や、コンクリート上での排泄は、衛生的に菌やウイルスが残りやすいですし、イヤがる方も多いので

マナーとしてやめた方がいいです。

ので、私の結論としては

レベル5推奨

どの犬種でもです。(田舎道はご自由に…)

このレベル5の散歩方法を、私に相談に来てくださった方には教えています。
通称

遠足式。

これをわかっていただいた上で、当さんぽ記事を読んでいただけたらと思います。


※レベルどーのの前に

・ひっぱらないこと
・犬ちゃんの名前を呼ぶなどしたらちゃんと反応があること

このふたつは理想じゃなくて必須です!




なんかね、ここだけの話なんですけど、犬初めて飼う方にショップの店員さんとかトレーナーとかテレビとか平気でレベル10の説明をするんですよね。

無理じゃね?

と思ってます。

いやもちろん善意しかないと思うんですけど、レベル10をね、私は身につけるのに1年、マスターするのに4年ですよ。学校に行って毎日毎日やって、卒業していろんな子で修行してこれなのですよ。

10回やそこらでできるようになったら天才です。

必要性もないですよね。声かけで排泄を促すのなんか、普通の一般家庭のお犬ちゃんがする必要あります??
たとえばなにかのショーに出るとかだったら、ショーの途中でおしっこしちゃったらいい思い出になるでしょうけども。

なので、さんぽトレーニングをトレーナーに依頼する時は、どのレベルを求めてるのか、真っ先に伝えましょう!!

じゃないといきなりレベル10の授業が始まりますよ!
(「遠足式」は一般的な用語ではないので、他のトレーナーさんは「?」になる可能性高いので注意!)


私の個人的な理想はレベル1なんですけどね〜
やっぱお互いに自由に歩くのがいちばん楽しいです。ぽつんと一軒家で犬飼うの、夢です。
蜘蛛と蛇は死ぬほど無理なので、夢止まりなのは決定です。悲しい現実。


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