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原発規制見直し 「老朽化」安全どう確保

🌟概要

原発の運転期間最長60年のルールを撤廃する政府方針を受け、原子力規制委員会が長期運転の安全を確保する規制見直しの議論を本格化。 
60年制限により廃炉となった原発もあり、推進側は門戸開放に期待。 
規制委員会側はこれまでよりはるかに厳しい規制とする模様。

🌟要約

現行規制は40年超えると特別点検を実施、審査合格後も20年の延長。 
特別点検は大掛かりで多額の費用。 
原子炉圧力容器、格納容器、コンクリート構造物を厳しく点検。さらに、圧力容器上蓋、ケーブル、蒸気発生器を交換。 
40年超え運転が認められたのは計4基でそのうち関西電力美浜3号機のみが運転。 
老朽原発を淘汰した今後は40年越えが常態化する。 
60年超えて運転が実現すれば、投資した費用回収ができるとのこと。  
高浜原発の地元県議会議員からは新たな原発を建設して、研究開発や安全技術の伝承を目指すべきとの意見もあり。 

海外では最長で52年2ヶ月運転中のインドのタラプール原発1、2号機。
アメリカでは80年運転が認められた原発があり、100年運転も議論中。
これらも推進側の根拠としている。 
規制員側では、そもそも海外との状況が全然違う。地震大国ならではの規制だから、直接参考にはできないとのこと。 
古い原発ほど合格しづらいようなメカニズムを入れないと行けないと厳しい規制を堅持する方針。

🌟感想

60年以上は運転しないという条件のもと作られてきた原発を、福島で事故を起こしながらも、使い続けられるよう押し進めるというのはおかしいと思う。 
利益が取れないのであれば、安全を無視して利益を求めるのではなく、投資が間違っていたとして、投資先を変えるべき。 
原子力産業からちょっとずつ手を引いていくと思っていた地元住民からすると、残念であるし裏切られた気持ちになる。
自分達の電力は自分達の土地で作るべきで、人の土地をさんざん荒らして使えなくし、さらにまた同じことを進めているのは、地方からの搾取でしかない。 
押し進める意味がわからないので提示してほしい。 
これまでさんざん儲けてきたから、国が原発から潔く手を引いてくれることを願います。

引用記事:福島民報新聞 「原発運転規制見直し 『老朽化』安全どう確保」

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