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学生スタッフ紹介 vol.2

中央大学ボランティアセンターには、学生の視点でイベントの企画や運営を行う「学生スタッフ」が19人います。
それぞれのメンバーがボランティアに対してどのような思いを抱いているか、掘り下げていく企画、今回は2人目です!

インタビュアーは私、学生スタッフ (note担当) さき です。

【第ニ回】
あだ名:なおぽん
学生スタッフ 2期生。
商学部商業貿易学科3年。神奈川県出身。

学生スタッフ以外の活動
・合気道部
・華道サークル
・体操サークル

趣味
・犬の散歩(チワワ)
・中学、高校は硬式テニス部に所属。今も半年に一回程度はラケットを握るそう。
・バンドグループ「あたらよ」にハマっている。
・映画
ミッションインポッシブルなど、アクション系のものを楽しく見ているとのこと。

1. 学生スタッフになるまで

― 今回はなおぽんに聞いていきたいと思います!

なおぽん (以下省略) :よろしくお願いします!

― まずは、学スタに応募した理由を教えてもらってもいい?

うん!自分は今までボランティアに「参加する」ことしかなかったから、学生スタッフが計画とか運営を自分たちでやるって聞いて、学生のうちにそういうことにチャレンジしたいなって思ったんだよね。将来社会に出て働く上でも活かせそうだし。

それと、学生スタッフとして働きたいと思ったきっかけとして、高校生の時にカンボジアで体育を教える活動をした経験があって。

― そうだったんだ!詳しく聞かせて~。

そうね、自分としてはうまく伝わったと満足していたんだけど、カンボジアの学生にはうまく伝わっていなかったり、ということがけっこうあって、いかに自分のボランティアが自己満足で終わってしまっていたのかっていうのを実感したかな。

― そっか。でもそれってかなり難しいことだよね。気づけただけで素晴らしいと思うよ。

― そこから、何か気持ちに変化はあった?

うん!カンボジアの経験を経て、昨年、福島県で援農ボランティアに参加したんだよね。そのときは、現地の人々にとってのニーズは何か、どうすればうまく伝わるかをすごく考えた

この二つの経験から、ボランティアは「何を求められているのか」を考えながら行うことが大事だということを身をもって学んだから、これを活かして、企画から運営まで携わっていきたいと思ってるんだ。

― ありがとう。思いがすごく伝わってきたよ。

2. 経験したこと

― そもそも、なんでカンボジアに行こうと思ったの?

それはね、子どもに体育を教える活動がしたいなと思っていて、日本とのつながりもあったし、安全面も良かったから、カンボジアを選んだ。

― そうなんだ!得意なことを活かせるっていいね!

― さっき話してくれた「自己満足」って、かなり意識していないと陥りがちだけど、どうしたらいいんだろう…?

やっぱり、自分がカンボジアに行ったときは、今みたいに事前とか事後の勉強会もなかったから、本当に貢献できたかがわからないまま終わっちゃったんだよね。

中央大学ボランティアセンター主催のボランティア活動・イベントでは、事前と事後に参加者全員で学習会を行います。どんな心構えで、現地では何を学ぶのか、実際にそれができたか。紙に書き出し、共有していきます。

だからやっぱり、自己満足にならないようにするには、「参加者で行く前に意識を共有しておいて、終わってから活動をふりかえる時間を持つこと」かなぁ。

― うーん!そういう意味でも、みんなで言語化する機会って本当に大事だね。

― 逆にカンボジアで、良かったこと、上手くいったなっていうことはある?

そうね、海外に行くのが二回目だったから、しっかりコミュニケーションがとれたのは良かったかな。自分はそこまで英語が得意なわけじゃなかったけど、現地の子どもたちが自分から話しかけてくれて嬉しかった。それもあって、笑顔で遊ぶことができたと思う。海外に行く経験、みんな一度は持っておくといいと思うな。

― なるほどね!

― それをふまえて、福島ではどうだったの?詳しく聞かせて。

コミュニケーションのとり方は、さらに良くなった。相手の気持ちに立って考えること、あと「させていただく」という謙虚な気持ちをもって、自分の行動を省みながら参加することができたと思う。

― それは良かった!福島では何をしたの?

農家の方のお手伝い。2泊で、農作業を1日やって、あとは勉強会をした!

― そうだったのね。教えてくれてありがとう!

3. これからやりたいこと

― なおぽんは今年度から学スタに入ってくれたけど、今のところどう?やりたいことはできてる?

そうだね……ちょっと一期生とかに任せきりになってるところがまだあるから、大丈夫かな?って思ったりはする。

― 最初は何をどこまでやったらいいか、わかんないもんね。でもなおぽんはいつも話し合いのときに一番に意見とか出してくれるし (←これってすごく勇気がいること)、優しく肯定してくれるから、いつも本当に助かってるよ。ありがとね。

― 企画とかは、どういうのをやってみたいの?

そうだね、まだ具体的には決まってないんだけど、自分は地方の活性化に興味がるから、東京に限らず、範囲を広げて活動できたらいいな。沖縄とかで、何かしたい。

― 沖縄は、何かきっかけとかあったの?

昨年、日本に来ている外国人に日本語を教えるボランティアに参加したんだよね。日常会話はできるくらいの人が、さらにレベルアップするためのお手伝いをした、という感じで。

1週間、ツアーではなく地方から集まる形だったから、みんな知り合いじゃなくて。だからこそ、仲良い人で固まることとかもなく、それぞれが個性を活かして、主体的に動くことができたんだよね。

― そうだったんだ!

― じゃあ、これから「参加」したいボランティアはある?

これも少し漠然としているけど、「人と関わる」ことがしたいから、他大学の人とか、それこそバックグラウンドが全然違う人で集まって活動をしてみたい。

― おー!さっき話してた「海外に行くこと」とかも、そういう貴重な経験ができるよね。

― 少し話が変わるけど、この前の決起集会 (7月に中央大学ボランティアセンターの各団体や学生スタッフが集まり、課題の共有や交流をしたイベント) で、一年目と二年目以上の人は別の部屋に分けられたけど、なおぽんたち (一年目) の部屋では何をしてたの?

えっと、そのときは二人一組で話す時間があって。 
どうして入ったか、フィールドノート (ボランティアの活動ふりかえり用の冊子) をどうしたら活かせるかとか、短期長期の目標について話した。

― そうだったんだ。二人で話すってちょうどいいよね。人数が多いとどうしても、話すタイミングとか難しいし。考えを整理するためだったら、いちばん良いのは二人で話すことだよなって最近思う。

― 最後に、なおぽんが大事にしている言葉を教えて。

うん!ことわざで、「人事を尽くして天命を待つ」っていうのがあるんだけど、これを自分なりに解釈して、自分の目先の利益だけにとらわれないで、他の人に貢献したいっていう思いがずっとあるんだ。だからボランティアを始めたっていうところもあるし、自分の行動の指針というか、ずっと大切にしてる。

― そうなんだ。今までの話を聞いていて、それはすごく実行できていると思うよ。聞かせてくれてありがとう!

4. 取材を終えて

なおぽんはフレンドリーで接しやすく、これまでも様々な場面で助けられてきたのですが、常に他の人を気づかう優しさ、視野の広さについて、今回改めて知ることができました。

最近は海外に行くことや「新たな挑戦をする」こと自体が難しくなってもいますが、置かれた環境を嘆くだけではなく、「やりたいことを叶えよう!」という気持ちを持ち続けて、自分にできることをすれば、少しずつ夢に近づけるのだと思います。

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最後までお読みくださりありがとうございました。
学生スタッフ紹介、これからも続きますのでぜひご覧ください。

中央大学ボランティアセンター
学生スタッフ さき


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