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学生スタッフ紹介 vol.1

中央大学ボランティアセンターには、学生の視点でイベントの企画や運営を行う「学生スタッフ」が19人います。
今回から、それぞれのメンバーがボランティアに対してどのような思いを抱いているか、掘り下げていきます。

インタビュアーは私、学生スタッフ (note担当) さき です。

【第一回】
あだ名:みおっく
学生スタッフ 1期生。
文学部東洋史学専攻2年。宮城県出身。

学生スタッフ以外の活動
・ボランティア系の学外団体 
・中央大学管弦楽部 (コントラバス)

趣味
・映画アニメ鑑賞
おすすめは「シャドウハウス」ダークファンタジー。ほっこりするけどミステリアスな雰囲気がある、今までにない雰囲気だという。  
・美味しいもの食べること
・ゲーム (スマホ、スイッチなど)

1. 学生スタッフになるまで

― 今回はみおっくに聞いていきたいと思います!

みおっく (以下省略) :よろしく〜!

― じゃあまず、学スタに応募した理由を教えてもらってもいい?

うん!私は、中高でボランティアの部活(YWCA)をしていたのね。そこで、募金活動とか、児童館とか老人ホームで交流をするみたいな、そういう「参加する」形のボランティアは経験があったけど、企画とか運営はあまりやったことがなくて、それができるって書いてあったので、応募しました。

― 募金活動って、駅前とかで見るようなやつかな?

そうそう!貧困に苦しむ海外の子どもの支援だったり、自然災害の被災地の支援金に充てるための募金だった。

― そのときの思いとかって覚えてる?

そうだね。街頭募金で、最初は呼びかけたりするのが恥ずかしかったけど、声を上げていくうちに、足を止めてくれたり、頑張って!とか声をかけてくれたりする人に出会って。励ましてくれる人たちのあたたかさに触れて、すごく嬉しかった。年配の方がね、「暑いから、これでも飲んで」って水とか買って来てくれたりもしたの。

― そんなことがあったんだ!素敵だね!

― 学スタの募集って、どこで知った?

(中央大学) ボランティアセンターのメールマガジンで知った。

― なるほどね。

― そうだ、中学の時にボランティア系の部活に入ろうって思ったきっかけとかってある?

うーん、私は運動が苦手で、音楽も美術も苦手だったのね。全員何かしらの部活に入らなきゃだったから、消去法っていうところも大きい (笑)

でもなんか、”YWCA” って、名前が珍しい!と思って、えー入りたい!ってなった (笑)

― そうなのね、わかるよ (笑)

― 私の中学高校も部活でYWCAがあったの。友だちが入ってて、途中から私も興味を持って、文化祭の手伝いをしたこともあったんだ〜。手作りのレジンのストラップを売ったり。

あー!私もフェアトレードチョコとか売ったりした。楽しいよね。

2. 経験したこと

― じゃあ次に行くね。今まで経験したボランティアについて、聞いてもいい?

うん。私は宮城出身なんだけど、3.11 (東日本大震災) 関連のことを知りたい人っているのね。
そういう人たちのために、東京の学校のボランティア系の部活の人と交流会を開いたりして、東京の学生たちは震災について学んで、私たちはお年寄りの方からお話を聞いて、同時に現在の復興の度合いも知ることができるっていう。

― そうなんだ!

― 私、震災のとき東京に住んでて、小学校低学年だったから、テレビを見ていてもあんまり情報が頭に入ってこなくて。ものすごく大変なことが起こった、っていうのはわかったし、揺れてもいたんだけど、実感がなかったんだよね。差し支えなければ、みおっくが住んでた地域って、どういう被害があったのか聞いてもいい?

そうね、住んでたとこは内陸の方で、津波はなかったけど、家とか物が壊れることはあった。
もともと水の多い地域だったから、液状化してるところも見たよ。

んー、でも当時はね、東京の人の方が状況を知ってたと思う

― えー!そっか、そうだよね。

うん。電波が通ってなくて、テレビも見られない、情報を得る手段がないんだよね。聞けてラジオ。当時はガラケーが多かったし。

― 今もそういうことがあったら見られないのかな。あんまりわかんないね。
( ※ 安否確認のための「災害用伝言板」等は使えるが、インターネットは繋がらない )

確かに、どうなんだろう。
でも翌日に新聞が出たのはすごかった。めっちゃ覚えてるの、3月12日付で。
新聞の一面全体が、気仙沼が燃えている記事で、上半分が全部写真、みたいな。

※ 参照:気仙沼について
燃える気仙沼 街に船が… 山道の先に見えたものは:朝日新聞デジタル (asahi.com)<https://www.asahi.com/articles/ASP3C4DZVP2XPQIP01K.html>

― そうなんだ!あの規模の災害があって、次の日に発行できるって、とてつもないことだよね。最近は新聞の重要性が薄れてるのかなって感じてたけど、そういうとき確実に生きるのか…。

ねぇ… ほんとに、紙媒体の情報、なくなったらだめだね。

そう、震災が起こったとき、親に「見たことをメモにとっておくといい」って言われて、そのメモが実家にあるの。

― そうなんだ!災害が起こっているとき、次に活かす必要とか、考えられるって素晴らしいね。

うん。気をつけようってなるし、書かないと忘れちゃうし。大切だよね。

― 今まで経験したボランティアで、印象的だったものとかある?

部活では、児童館や老人ホームで、お話聞いたり遊んだりっていう活動をメインにやってた。
学校の一番近くの児童館で、お祭りの手伝いと簡単な企画をしたのね。そこには地域の方も来るの。一緒に活動したことで、喜んでいる姿とかを間近に見られて、準備とかやってきてよかったなって思った。
あとは、想定外のトラブルがあったときに、臨機応変に対応できる良い訓練にもなったかな。

― そっか。それはいいね。お祭りって、具体的にはどんなことをやったの?

私たち生徒がやったのは、紙芝居だったり、ミニゲーム、輪投げとか、割りばし鉄砲を使った射的とか!

― めっちゃ楽しそう!聞いてるだけでワクワクする。

― ボランティア以外で、何か印象的な経験はある?

やっぱり、海外に行ったことかな。留学でも、修学旅行でも。
語学留学で、カナダとアメリカ、ヨーロッパ、シンガポールに行った。ほぼホームステイをしたの。

コミュ二ケーションをする上で大切な表情(笑顔)とかも、現地の人と関係性を築いていく過程で、しみついた気がする。

3. これからやりたいこと

― 今後挑戦したいことを教えて!

そうだね。教育に携わりたいかな。教育に関わるボランティアに参加したい。あと、現場を見たい。参加するだけじゃなくて、せっかく学スタやってるし、企画にも関わりたいな。

昨年のオンラインボランティアでは、日本に興味を持っているヴェネツィアの日本語学科の学生と交流したんだけど、あれすごく楽しかったから、もう一回やりたいな。

― あの企画、人気だったよね!感想を詳しく聞かせて〜!

海外から見た日本」 が、少し見えたというか。
お互いに自国の文化や食べ物についてスライドで紹介したのね。日本の文化について見せたら、「それ知ってる!」「どういうもの?」「着たことある?」 ってすごく興味を持ってくれて嬉しかったし、ヴェネツィアの文化の紹介では、暮らしてる人ならではの視点で話してくれて、良い機会だった!

(写真はこちら↓)
https://mobile.twitter.com/ChuoVolunteer/status/1438661445458137090 

― なるほど!ありがとう。

― 最後にモットーというか、大切にしてる言葉ってあったりする?

そうだね、いろいろあるけど、ボランティアに関係することにしぼると、
たのしく」「笑顔で」活動すること、かな。

ボランティアって、される側とする側があるけど、初対面のときってどっちも緊張してるじゃん。だからこそ、笑顔でいること、話しかけやすい雰囲気でいることって大事だと思うんだよね。ボランティアは、コミュ二ケーションとか、人とのつながりがあって初めて成立するものだし、陰鬱そうな顔で来られてももやもやしちゃうから (笑)

笑顔があってこそ、相手を思いやるとか、経験を積むとか、次のステップに進めると思う。

― zoomで話すときも、少し勇気がいるけど、笑顔で大きくリアクションした方が、話す側は救われるよね。

私も、リアクションボタンは押すようにしてる (笑)

4. 取材を終えて

初対面のときから話しかけやすい雰囲気があると感じていたので、過去の経験やそれに伴う考え方の変化を聞くことができて良かったです。そしてボランティアと出会うきっかけは、人の数だけあるんだなと、改めて思いました。

「楽しく」 活動をするというのも、自分だけ良ければ満足するのではなく、他者への配慮や工夫、そして予期せぬ出会いをプラスに捉える思考が必要な、すごく大切な姿勢だと思います。

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最後までお読みくださりありがとうございました。
学生スタッフ紹介、これからも続きますのでぜひご覧ください。


中央大学ボランティアセンター
学生スタッフ  さき

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