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「中大サッカー部にいる目的 -高レベルのboth-footed playerを目指して-」 2年 武本射雅


「中大サッカー部にいる目的 -高レベルのboth-footed playerを目指して-」

経済学部2年 武本射雅


私は大阪の興國高校の出身で,小・中学時代はレノファ山口のジュニア・ジュニアユースに所属していました。私の射雅(イイガ)という名前は,英語の eager “熱心な” にちなんだものです。

「中大サッカー部にいる目的」ですが,それは「思い描くプレーヤーになること,そしてそのために徹底的に準備をすること」にあります。

 まず,最も重要な技術面では,チームの勝利に貢献するために,自分の個の能力をもっともっと高めなければなりません。強化を図っているのは「両足同等の高速でのボールコントロール能力」ですが,この向上は私のプレーヤーとしての本質的な課題です。私は小学2年のころから自主練習をし始め,細かいタッチやできるだけ多くのスキルをすべて左右均等にマスターしようとしてきましたが,ジュニアチームではさほど逆足を使っていませんでした。しかし,アドバイスを受けて,ジュニアユースのときから練習や試合でも敢えて意識的に逆足を使うようにしていったところ,高校の終わり頃にようやく,不十分ながら,左右ほぼ半々使えるようになってきました。左右の最適な使用バランスは人それぞれ違うので,その練習時間の配分は人によって違って当然です。ですから,逆足にあまり時間を割かず,むしろ利き足の磨き上げに専念する人もまた正しいと思います。ただ,私自身は,逆足も高速で高度に使えたら,それは極めて大きな武器になると確信しています。「高レベルの both-footed player を目指して」というサブタイトルを付けたのは,それが私のプレイングスタイルの目標であり,体現したい理想像だからです。

 次に,身体的な面ですが,技術的に成長していくためには,前提として,怪我をしにくい身体をつくっておく必要があります。多くの人と同じように,私も怪我による長期離脱を経験しています。なかでも,中学時代は,5回もギブスやコルセットを嵌めることになり,計1年サッカーができませんでした。ゴールデンエイジのときに十分練習できなかったのはもったいなかったけれど,身をもって気づかぬうちに陥るオーバートレーニングの危険性と,怪我を予防するために身体を休ませ整えることの重要性がよくわかりました。中大サッカー部には優れたトレーナーの方々がおられるので,アドバイスを受けながら体幹トレーニングと適切な筋トレをし,また適度な休養をとって毎日身体のケアに努めていこうと思っています。

 そして最後に,知的な面についてですが,スポーツ選手であっても,チームだけでなく社会の構成員としての素養を備えておく必要があるので,勉強もしておかなければなりません。スポーツの分野でも世界で成功するためには,とくに,スポーツをめぐる経済システムの知識と,外国語まずは英語のある程度の運用能力が不可欠です。今私が様々な点でレベルの高いところでサッカーができているのは,スポーツ推薦制度によって受け入れてもらえたからです。だからこそ,このありがたい環境で,サッカーだけでなくいろいろなことを学びながら,将来を見据えて頭もしっかり鍛えておかなければならないと考えています。

◇武本射雅(たけもといいが)◇
学年:2年
ポジション:MF
前所属:興國高校

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