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大学サッカーの正解 3年・横山祐一郎

今回の部員ブログを担当します。3年の横山です。

何を書こうか考えている間に1週間が経ち、締め切り間近のレポートにまだ手を付けていないような焦りとともに机に向かっています。チーム内外へ向けて自分の思いを発信する場ということなので素直に従いたいと思います。

サッカーをする傍ら、新しく設立された事業本部に所属しながら、学年の幹部をやらせていただいています。部内の方からしたら「なんかいろいろやってる人だな」くらいの認識でしょうか。3つの顔を持つ私はそれぞれの方面から弊部についてよく考えることがあります。最終的に集約される命題は「このチームが勝つためには、価値を上げるにはどうしたら良いか」です。上述したようにこれは最終的に集約された形であり、根本にあるのは「自分の成長のため」です。仏教の守護神でもなければ地獄の門番でもない、自分のために3つの役割を行っています。4年という短い時間を過ごしたのちに社会へ放り出されることを考えたら、知らないことが多すぎる。

ここで吉田松陰の”覚悟の磨き方”に綴られている文章を紹介させてください。

「何でもかんでも知識ばかり集めるのは、役立たずのインテリだけでいいのです。活きた知識を身につけたかったら、直接その場に行って話を聞き、その目で見て、その手で触れるのが一番早いでしょう。」

シンプルに読み解くとすれば頭でっかちにならず、行動にするということでしょう。プロを目指すことを断念した大学2年の秋から大学サッカーという素晴らしい舞台で得られることは無数にあることに気づきました。きっと少なくない数の後輩が私と同じ道を歩むことになるでしょう。大学サッカーはプロ育成所ではない。サッカーはスポーツであり、文化であり、ビジネスだから得られるものは一つじゃないはずです。この舞台は行動できる幅がとても広い。ヒントはピッチの中にも外にも落ちていて、マリカのように通れば得られるものではなく、血眼になって探し続けた過程に命が宿ると考えています。
大変長く回りくどくなってしまいましたが、これが現時点での私が考える大学サッカーの正解です。

最後になりましたが、末っ子のわがままを受け入れてくれる両親と弊部を支えてくださる方々に感謝申し上げます。そして新型コロナウイルス感染者、それによって圧迫された通常の患者の治療・看護に奮闘されている医療従事者の方々に尊敬と感謝の念に堪えません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

◇横山祐一郎(よこやまゆういちろう)◇
学年:3年
ポジション:FW
前所属:静岡学園高校

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