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遠い目標

3年 千種高校出身 太田尚弥

僕が最後に公式戦に出場したのは、2018年8月20日に行われた選手権の愛知県大会地区予選です。今年の8月で4年が経とうとしています。おそらく大学サッカーをやっている人の中に3年以上公式戦に出ていない選手はほとんどいないと思います。この空白の3年は、浪人、コロナ、怪我と、サッカーすらしていない時期がほとんどでした。
僕の出身校の千種高校は県大会出場できるかどうかの、決して強くない高校です。ほとんどの選手は大学でサッカーを続けていません。そんな中で、どうして大学サッカー部に入ろうと思ったのか。選手権で負けた後、すぐに大学でも続けようと思ったわけではなく、中央大学に受験で合格した時でした。理由は、長い期間サッカーから離れ、もう一度「本気でサッカーがやりたい」という単純な気持ちだけでした。
コロナの関係で約1年延びたセレクションで怪我をし、入部直後、リハビリの時間にトップチームの練習に見入ってしまっていた時、兼三に「自分のことに集中しろ」と怒られたことを鮮明に覚えています。周りと比べて自分の意識が明らかに低いことを実感し、まずは、せめて意識だけでもみんなに追いつこうとしました。
今の自分の目標は公式戦に出ることです。「そんなの簡単じゃん」と思う人もいるかもしれませんが、僕には近いようで遠い遠い目標です。先日、初めてIリーグのメンバーに選ばれましたが、出場機会はありませんでした。怪我をしてしまい、次のチャンスは少し遠くなってしまいましたが、絶対に諦めません。
選手としての存在価値、それは試合に出ること以外にはないと思います。どのカテゴリーにいても欠かせない選手になること、そして、過去のキャリア関係なく、自分なんかでも戦えるというのを証明したいです。
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました

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