「プロになるということ」　2年　田中幹大

「プロになるということ」
商学部2年　田中幹大

中央大学サッカー部に入部し、早くも1年が経ちました。自炊のレパートリーを増やそうとしても結局、生姜焼きに甘えてしまいます。自炊とお金の使い方の改善を目標に日々生活しています。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

勝負の4年間。この4年間でプロになれなかったら自分のサッカー人生は終わり。必ずプロサッカー選手になる。そう思って中央大学に入学した。自分にとっては初めての部活動で、初めて尽くしの毎日だった。入学して一年が経ったが、果たしてプロサッカー選手になれるだろうか。常にこの問いが頭の中にある。

ユースの時は自分にとってプロサッカー選手は遠い存在だった。自分がプロの世界で活躍している姿が想像できなかった。何回かトップチームの練習に参加する機会があった。そこは自分が知っているサッカーとは別次元のレベルだった。パススピード、判断の早さ、質の高さ。全てが経験したことのないものだった。アピールの場として臨んだ練習参加だったが、完全にお客さん状態だった。自分の目指しているプロサッカー選手への遠さを痛感した。

関東リーグ2得点。去年の成績である。プロになるためには、明らかに物足りない成績である。同期ではすでにJ1で活躍している選手もいる中で、この成績。焦りを感じ、自分に自信がなくなる時があった。「プロサッカー選手になる」この思いに自信がなくなった。自分が一番わかっている。このままじゃプロになれないと。

2年生になり、U-20日本代表候補とトレーニングマッチをする機会があった。U-20には同年代でプロとしてプレーしている人も多くおり、自分の立ち位置を理解するのに良い機会だった。その日は調子が良かった。自分のプレーが通用し、確かな手応えを感じた。初めてプロサッカー選手という夢を近くに感じることができた。それと同時に自分のプレーに物足りなさも感じた。たったの45分だったが、自分にとっては大きな経験となった。

あっという間に過ぎた1年だったが、まだ卒業まで3年ある。しかし、あと3年しかない。残り3年でプロで活躍できるレベルまでもっていかなければならない。今のままでは確実に足りない。今まで以上にトレーニングをしないとプロにはなれない。変わらなければならない。

プロになるという覚悟を持って生活していきたい。

あの日帰ってくると約束した場所に帰るために。

◇田中幹大（たなかかんた）◇
学年：2年
ポジション：FW
前所属：川崎フロンターレU-18

過去のブログはこちらから↓