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「最高で最悪な遠征」 3年 塩田達馬

「最高で最悪な遠征」
理工学部3年 塩田達馬

今回部員ブログを担当させていただきます。
中央大学理工学部人間総合理工学科3年の塩田達馬です。ぜひ読んでみてください。

 キャリーをバスに乗せ、見覚えのあるパーキングを経由してその場所に辿り着く。
「またここに来てしまった。」
そう思いつつ、這い上がることを誓ってグラウンドを駆ける。試合後には見慣れた部屋に行き、最高のビュッフェと最高のお風呂が私をもてなしてくれる。その後、ミーティングを済ませ明日に備えて就寝。私が過ごすこの最高の場所での1日は、最悪な1日の始まりでもある。
 ここまで読んでくれたあなたならわかったかもしれない。この場所というのは「鹿島ハイツ」のことを指す。分かりやすくAチームとBチームが差別化される遠征先であり、私にとって悔しさを隠せずにはいられない場所である。このブログを書いている私はこの場所で4回プレーしているが、回を重ねるごとに焦りと苛立ちが込み上げてくる。

 今回私がこのブログを通して伝えたいことは「危機感」である。夏休み、春休みの間に行われる貴重な遠征であるとともに、自分の未熟さを痛感させられる遠征だと思う。私自身、気づいたらこの場所が飽きたと感じるようになってしまった。プロを目指す選手、文武両道を目指す選手、人それぞれ目標は違えど、鹿島遠征に来ているということは中央大学サッカー部で下層にいるという危機感を持って欲しい。また鹿島遠征を一度も経験したことのない人は、底辺から這い上がるために必死に戦う部員がいることを理解して欲しい。中央大学サッカー部が鹿島遠征に行くことは恒例になっていると思うが、最高で最悪な鹿島ハイツを経験した選手が1人でも多く公式戦に絡むことを祈りたい。

 8月23日、このブログを書いている私は鹿島遠征3日目を終えた。得点に絡めない私に対して、私のライバルは現在7アシスト。流石としか言いようがない。今回このブログを書いた理由は、Aチームにも絡めず、ライバルにも惨敗している今現在の私がこれから這い上がることを誓うため。
残り1年と少し、悔いのないサッカー人生を送りたい。

このブログで少しでも刺激を与えられたら幸いです。ありがとうございました。

◇塩田達馬(しおだたつま)◇
学年:3年
ポジション:DF
前所属:横浜FCユース

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