歓喜の瞬間のために 4年・米森太陽

気がつけばあと1ヶ月で引退という時期まで来てしまったようです。部員ブログとして書くのも最後だと思うので、伝えたいことを書きます。


まず、両親へ。

思い返すと小学校の頃から本当にたくさんの試合を観にきてくれた。送り迎えだって何度もしてもらった。まずは今までありがとう。
下手くそだったから試合中怒鳴られたり、俺のミスでチームが負ける姿を幾度となく見せてしまったと思う。特に高校時代は一番悩んだ。なかなかチャンスを掴むことができず、わずかな期間しか試合に出ることができなかった。選手権の時期は試合に出れない自分の不甲斐なさに家で泣くこともあった。俺は昔からメンタル面に大きな課題があったし、思い悩んでしまう性格だからとても心配をかけてしまったに違いない。それでも過剰に触れることなく、いつも応援していてくれたから結果は出せなかったけど最後まで自分らしく腐らずにやり切ることができたと思う。
　そして何より、中大でサッカーを続けさせてくれたことに心から感謝している。高3の秋、大学でサッカーを続けるか家族会議をした時、4年間でかかる費用など思っていたよりシビアな話をされて、自分の実力や将来を考えた時に簡単に自分の口からサッカーを続けたいと言って良いのか本当に躊躇したけど、真剣な気持ちを汲み取ってくれて、快く了承してくれた。おかげで俺はこの4年間でサッカーをはじめとするここでは書き切れない大切なことをたくさん学ぶことができたし、尊敬できるチームメイトやたくさんの人と出会うことができた。
　もしかしたらもう試合を観に来てもらえる機会は無いかもしれないけれど、最後の1試合まで俺は自分らしく一生懸命頑張りたい。チームのために戦いたい。4年目にしてまだ毎日悩んだり熱くなったりある種サッカーを心から楽しめている。そうやって取り組む姿勢を2人は喜んでくれると思うから。あと少しの期間、サポートを宜しくお願いします。


そして、Bチームのみんなへ。

開幕5連勝を飾ってチームが好調の中、俺はなかなか試合に出ることができなかった。紅白戦でスタメン組に8点取られたことなんかもあって正直苦しかった。4年なのに自分の実力はこんなものかと悩んだ。試合に出ている同期たちと自分との間に温度差があるような気もしていた。
それでもここまで頑張って来れたのは間違いなくBチームのみんなの存在だったと思う。チームのことを真剣に考えて向き合っている同期の姿や、必死に4年生についてこようとしてくれる後輩たちの姿があったり、苦しい時に助けてくれた選手たちがいたから、前を向いて今シーズン頑張ることができた。大袈裟に聞こえるかもしれないけれど本当にみんなには感謝している。ありがとう。
だから、俺はこのチームで絶対に優勝したい。このチームが俺は好きだから、優勝してみんなと心から喜びたい。だが、成し遂げるためには全員が同じ方向を向く必要がある。メンバーから外れた。なんであいつが。毎日が競争だから各々が思うところは当然あると思う。文句もあると思う。だけど、決して下を向くことなくいつメンバーに入っても活躍できるように最善の準備をしてほしい。チャンスを掴むために必死にもがくことがこのチームを強くさせるし、優勝を手繰り寄せると思う。今のメンバーで活動できるのも残り1ヶ月、一緒に戦おう。優勝してみんなで喜ぼう。

残りの期間、毎日の練習でベストを尽くします。必ず優勝します。

読んでいただきありがとうございました。

◇米森太陽（よねもりたいよう）◇
学年：4年
ポジション:DF
前所属：八千代高校