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憧れ

三年 中央大学附属横浜高校出身  田尻優海

自分が中央大学サッカー部に入部したのは1年生の3月2日。みんなよりほぼ1年遅い。
大学1年生の頃、コロナウイルスの真っ只中で、セレクションの開催が不透明、1年生になる前の3月頃に部の方に連絡をしましたが、答えは未定とのことでした。しかし、自分は1度やると決めたことを諦めるのが大嫌いで途中で逃げるのがダサいと考えるタイプの人間です。高校最後の選手権で負けた時、自分は決めました。「もっと全力でサッカーがしたい」と、この時からサッカー部に入る以外の選択肢はゼロでした。入れなかったらどうしようという考えも持たず、入れてもらえた時のことばかり考えていました。なので、受験が終わった瞬間から、公園で自主練をしたり、サークルに参加してボールを蹴っていました。サークルにもサークルの楽しさはありました。楽しくボールを蹴ったり、ご飯に行ったり大学生というものを味わいました。ですが、正直サッカーの熱量が違って自分には合わず、何もない日々に焦りを感じていました。
連絡がきて練習参加させてもらった時は、やれなくはないと感じた一方で凄いなと感じました。うまさがありつつ、全員が同じ熱量を持って練習に取り組んでいる姿勢を肌で感じ、このチームに絶対に入ってやると改めて自分に言い聞かせていました。
3月1日に入部の許可の連絡が来て、3月2日から練習に来るように言っていただきました。さぁやってやろうと意気込んでいった日に縦シャトラン7本が待っていました。航生からは、「えぐい日に来たな」と言われましたが、なによりもチームの一員になれたことが嬉しかったので、走り切れたのを覚えています。
中大サッカー部という憧れだったものが、現実となり、あっという間に3年生です。
自分達も引っ張る側になりました。去年のIリーグ2部での4年生の勇姿は素晴らしかったです。それを引き継ぐという気持ちではなく、去年よりもっと熱い気持ちをもって戦う必要があります。Iリーグ開幕戦、キャプテンマークを任せて頂いたのに、情けない結果で終わってしまった悔しい思いは絶対に忘れません。タイトル獲得のため、チームの中心としていかなる時でも前を向き、存在価値のある人間になりたいと思います。

拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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