中大サッカー部にいる目的
三年 中央大学附属横浜高校出身 齋名翔太
中大サッカー部に入部した1番の目的は、全国レベルの選手たちと戦える最後の時間だと思ったからだ。私は小学生のころ、Jリーグの下部組織と強豪の町クラブに所属しており、現在プロや大学リーグで活躍している選手などと毎日のようにトレーニングや試合をしていた。しかし、5年生の途中で受験を理由にサッカー漬けの日々から離れることになった。その後、受験を経て、中学、高校では中大横浜のサッカー部で5年半、創部して間もないチームでプレーした。正直、小学生の時と比べると、かなり環境やレベル差はあったが、中学、高校で弱小ながらも仲間と一生懸命サッカーに取り組んだ日々に後悔はない。しかし、小学生の頃、ともにプレーしていた選手達がテレビやSNSで取り上げられ活躍している姿を見ると、うれしさの反面、どこか悔しさも込み上げた。彼らと戦える最後の舞台は、大学サッカーしかなかった。自分の今のレベルからして第一線で戦うのは厳しいかもしれないが、可能性がある限り、挑戦し続けたいと思う。
中大サッカー部で成し遂げたいことは、1つでも多くの勝利を掴み取ること。勝つことは容易なことではなく、チーム一丸となって試合に挑まなければ、勝利に近づくことはできない。自分が所属するカテゴリーやそうでないカテゴリーも1つ1つの勝利を積み重ねていった先に、タイトルが見えてくると考える。そのため、1戦1戦の試合を必死に勝ちにいきたい。また、成し遂げたいもう一つのことは、中大の附属校との繋がりを深めること。附属校の生徒のほとんどは、中大サッカー部がどのような団体なのかを知らない。附属校出身者として、中大サッカー部の活動を知ってもらい、大学で共に活動できる人材を増やしたい。
私が入部したのは大学2年の4月。コロナの影響で、同期とは1年遅れて、チームに合流した。しかし、入部前の自力でのトレーニングだけでは、到底戦える体力はなかった。そこからリハビリに入り、体を一から作り直してきたが、今度は度重なる怪我に苦しめられた。そのため、昨シーズンはチームにほぼ帯同することができなかった。何度も辞めることを考えた辛い日々だったが、その時々で家族や先輩、同期、チームメート、スタッフに助けられた。自分はサッカーが上手いわけでも、サッカーの戦術などについて詳しいわけでもない。ただ、今置かれている環境下で、泥臭く、精一杯努力し、結果で示すことが助けてくれたみんなへの恩返しだと思っている。また、逆の立場になった時、少しでも助けられる存在になりたいと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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