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“彼ら”

今回部員ブログを担当します、4年の豊田歩です。最後のブログとしてこの文章がふさわしいのか些か疑問ではありますが、気軽にお読みください。読んでくださった方に何かを感じていただけたら幸いです。

私は“彼ら”が羨ましい。

私と同年代で国を背負い、世界を舞台に活躍するアスリートを、羨ましいと思う。
夜を越えないと辿り着けない島で豊かな自然と温かい人々に囲まれ、毎食後に奥さんと二人でコーヒーを一杯飲む生活を送る彼を、羨ましいと思う。
何百万人もの視聴者を惹きつける動画を制作・投稿しながら生計を立てる。日本中にファンを持ち、これまでの歴史を塗り替える活躍を見せ続けているYoutuberを、羨ましいと思う。
発行部数5億を突破した、世界に愛される漫画を描き続ける作者、
コンビニや巨大アパレルブランドのロゴを作り、建物までもデザインするアートディレクター、
幅広い役柄を演じ長年に渡り活躍、俳優業のみならず執筆や映画プロデューサーにもチャレンジする俳優、
数万人を会場に動員し、圧倒的なパフォーマンスを見せるミュージシャン、
自分の道を追求し制作を続ける職人、
自分の表現のために学び、作品を創り、個展に向け企画・プロデュースを仲間と進めるアーティスト、、、

“彼ら”を見ていて、羨ましい気持ち、悔しい気持ちを覚えたことはこれまで何度もある。また、同時に魅了されてきた自分もいる。自分の表現やコンテンツでもって多くの人の感情を動かすことができるということは、トンデモない。やはり、誰が見ても凄さがわかる圧倒的な結果を目の当たりにすると、正直に「凄い、かっこいい、羨ましい」と感じる。また、多くの人に評価されたり、お金をたんまり稼ぐことはなくとも、幸せそうに充実した生活を送っている人もいる。そういった人たちの「楽しそう・幸せそう」な姿勢に私は素敵だなと感じるし大きな魅力を感じる。というように、私の身近にも遠くにも、今まで生きてきて「羨ましいな、いいな、かっこいい、こんな生活してみたい」と思わされた人が、たくさんいる。
“彼ら”の取り組んでいることはそれぞれで、やはり人生の過ごし方や楽しみ方は十人十色、千差万別なのだなと改めて思う。それを受けて、私は自分が心動かされるものを大切にしたいなと思う。他の誰かに左右されながら、周囲から学びながらも、自分で決断していきたい。誰かのためではなく自分のために時間を使っていきたい。私が楽しみ、懸命に取り組むことで、もしかしたら自分の楽しさや充実感は伝播し周囲の人に何か影響を与えることができるかもしれない。そう捉え、「自分が楽しむこと」を常に根本としていこうと思う。

私は、喜劇王チャップリンが残した
「人生は願望であり、意味などない」 
という言葉が好きだ。人生は自分のためにで良いモンだと思っている。色んな人を羨みながら、いいなと思いながらも、自分なりに楽しく生きていく。

10年後、20年後には私が“彼ら”でありたい。

豊田歩

                                                                              

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