身だしなみ/参拝するのはいつ?(徒然草 第191、192段)
徒然草 第191段 現代語訳
「夜になったら、モノの見栄えがしないな。」
なんて言う人は勿体無いなと思う。
いろいろなものの煌びやかさや、鮮やかさは夜になって映えるものだ。
昼は落ち着いた色合いの服装でもいいだろうが
夜は華やかな格好をするのが非常に良いだろう。
人の姿も夜の燈に照らされているとより良くなる。
話し声も暗い中でヒソヒソと周囲に気を配っている様子は思いやりを感じる。
香りや、楽器の音も夜の方がひときわイイものだ。
特になんのイベントもない日の夜、夜更けにきた人が
清潔感ある格好をしているのは実に良い。
若いもの同士、いつファッションチェックをされているか分からないのだから
リラックスしている時は、ハレの日でもケの日でも
身だしなみに気をつけてつけおいたほうが良いでしょう。
かっこいい男性が、日が暮れてから髪を整えたり、
美しい女性が夜更けにこっそり席を外して、鏡をてに化粧を直すのは
素敵なことだ。
徒然草 第192段 現代語訳
神社仏閣には、人があまりいない夜に参拝するのが良い。
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